石川県/LEAD/スポーツメンタルコーチ
前田佳奈です!
今日は、ある小学生バレーボールチームのメンタルトレーニングを行ってきました。
私はメンタルトレーニングで、子どもたちにたくさんの質問をするのですが、
その中で、とても重要なことを気づかされたので、皆さんにもシェアしたいと思います。
「大きな声で返事をする」ことのデメリット
「みんな今日は、何をするって聞いてる?」
『メンタルトレーニングです!』
「メンタル強くしたい人~?」
『はい!』と言って、全員の手があがりました。
「・・・ところで、みんな、メンタルって何か知ってる?」
すると、こんな返事が返ってきました。
『なんか~、聞いたことあるけど・・・よくわかりません!』
子どもたちは『メンタル』が何なのか、よくわかっていなかったんです。
そうですよね。
テレビや、大人の会話のなかで聞いたことはあっても、
メンタルが何かなんて、習ってないですもんね!
そして、2人の子がこんな話しをしました。
「お前、メンタル弱いって、いつも言われるよな?」
『うん、俺よく言われる!・・・メンタルって何かわからんけど。』
これには、監督さんも苦笑い。
メンタルトレーニングの後も、監督さんとこの話しになりましたが、
指導者の言葉が、子どもに「伝わっていない」ことって、よくあるんです!
特に、返事が上手なチームによくある話です。
一見、礼儀がしっかりしていて、いいチームに見えますが、
よく理解もしていないのに「はいっ!」と大きな返事をしている場合があります。
これはなにも小学生だけの話ではありません。
中学生や高校生も同じです。
わからないのに、納得していないのに、
とりあえず返事をしていることって、よくあるのです。
「はい!」と返事をさせない質問をする
LEADの練習では、コーチが何かを伝えて、
子どもたちが「はい!」と返事をする場面は、ほとんどありません。
なぜなら、「はい」や「いいえ」では答えられない質問をするからです。
『この練習で、意識することは何?』
『今の自分のプレーはどうだった?』
『次はどうしたらいいと思う?』
こういった質問をすることで、
自分で考える力がつきますし、自分の意見を伝える力もついてきます。
また、チームメイトや後輩に、教えることもできるようになります。
LEADが目指すもの
LEADは、ただのバレーボールスクールではなく、
『バレーボール教育』を目的としています。
子どもたちには、人に言われてから何かをするのではなく、
自分で考えて行動する「自立心」を養ってほしいと思っています。
自分から進んでやる、自分のできないことに挑戦する、
それは、とても楽しいことであり、成長する近道です!
だからこそ、私たちコーチは、技術を教えるだけでなく、
たくさんの質問をして、子どもたちの話しを聞くことを大切にしています。
ちなみに・・・
小学生スクール『Let’s』でも、たくさんの質問をしています!
年明け最初の練習では、今年の目標を聞いてみました。
「1人1人、発表してもらうね!」というと、中学生なら「え?」って顔をするのですが、
『私もう決まっとる!』と、ドヤ顔。笑
で、さらに私が驚いた回答が、
『私の目標、1つじゃないよ?』
無邪気な小学生の珍回答に、いつも驚かされている私でした。笑
小学生スクール『Let’s』・中学生スクール『LEAD』
↓ ↓ ↓