石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD
コーチ 竹田智貴
あなたは、このように悩んでいませんか?
ラリー中になると声が出ない…
自分では出しているつもになのに、いつも注意される・・・
声って何を出せばいいの?
このような「声」に関する悩みは、かなり多いと思います。
「声」を出すのが苦手な人にとって、この問題を解決するのは、なかなか簡単ではないですよね。。。
どんな「声」を意識する?
スクールの中学生クラスにいる男の子の話をします。
その子はいつも笑顔で元気があり、何事にも一生懸命に取り組む生徒で、その姿を見ると、もっと教えてあげたい、上手くなってほしいと思わせてくれます。
でも、練習中は大きな声が出ているのに、ラリーになると声が出なくなってしまう、小さな声しか出せないと悩んでいました。
そこで一つ質問をしてみました。
「ラリー中はどういう声を出せばいいと思う?」
すると少し悩みながら、「オーライの声!」と答えました。(意思表示の声ですね!)
しかし、「プレーしながらだと難しい・・・」とも正直に話してくれました。
「ほかにも声は色々あるけど、まずは大きな声で”意思表示”しよう!」
「自分がプレーしていない時は、仲間に”伝える声”だぞ!」
と約束し、次のプレーに臨みました。
その後は、体育館中に響き渡るほどの大きな声で「オーライ」と言ってボールを取りに行ったり、仲間に「頼む!」と声を出していました。
「声」の種類と役割
「声」というのは様々な種類があります。そこで今回は、特に重要な声を大きく3つに分けて説明していきます。
①仲間に「伝える声」
これは、先ほども出てきた”意思表示”の声です。使う場面は、自分がプレーする時に使います。
- 例)ボールを取る時:
「オーライ」「まかせろ」 - 例)ブロックを飛ぶ時:
「せーのっ」 - 例)トスを呼ぶ時:
「レフト!」「持ってこい」
自分の意思を伝えることで、仲間も次の準備をしやすくなります。
②仲間を「励ます声」
チームで喜んだり、勢いをつけたり、またミスを励ますような声のことです。
伝える声はラリー中に必要な声ですが、励ます声はボールが止まっているときに大事です。
- 例)仲間がミスをした時:
「ドンマイ!」「次1本」 - 例)仲間が決めた時:
「ナイス!」「ありがとう」 - 例)勢いづけたい時:
「いくぞ!」「もう1点!」 - 例)連続失点した時:
「切り替えよう」
チームで喜び方や盛り上げ方を決めたりすると、より楽しくバレーボールができるようになります!
③仲間を「助ける声」
これは、仲間がプレーする時や、仲間を動かす時に使います。
- 例)仲間がプレーする時:
「頼む」「〇〇!(名前)」 - 例)仲間がスパイクを打つ時:
「ブロック2枚」「打て!」 - 例)ジャッジ:
「アウト」「入ってる」「ワンタッチ」 - 例)その他:
「ブロック、ストレート締めて」「後ろは任せろ!」「フェイント!」
自分がプレーしていない時にも声で情報を送ることで、仲間もプレーしやすくなります。
あなたの声を聞いた仲間がとっさに反応できて、ボールをあげることができたり、スパイクを決めることもありますし、ミスを未然に防ぐこともできます!
まずはできる声から
「声」は1点を勝ち取る武器になります。なぜなら、声は仲間を助けることができるからです!
あなたの声一つで、チームに貢献できます。
先ほど3つの声を説明しましたが、声を出すのが苦手な人は、まずは「①仲間に伝える声」から出してみましょう。
そして次は「②仲間を励ます声」です。
この2つの声は、プレーの良し悪しや技術レベルに関係なく、出すことができます。
自分では出しているつもりなのに「もっと声を出そう」と注意される人は、もしかすると「③仲間を助ける声」が出ていないのかもしれません。
声も技術の一つなので、最初からできなくても大丈夫。
間違えることがあっても気にせずに、大きな声を出していきましょう!
応援しています!