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前田幸介
最近、気温が高く、体育館の室内温度、湿度は上昇しています。
私たちスクールの練習は夜ということもあり、気温は少し下がっていますが、汗の量は尋常ではないので、熱中症対策を徹底しています。
みなさんも練習をする際には、十分な水分の準備や着替えの準備、OS1を常備するなどして対策を行ってください。
さて、あなたはバレーが上手くなるために必要なことってなんだと考えていますか?
- ボールにたくさん触れ、練習量を増やす
- 毎回の練習で集中する
- ガムシャラにボールを追いかける
このようなことを考えていませんか?
この考えは決して、間違えとは言えませんが、バレーが上手くなるための効率をよくする方法が実は別にあります。
それは、あなたが上手くなるための、プロセス(過程)を自分自身がどこまで理解し、実践しているかで成長スピードが決まります。
ということで、今日は上手くなる=プロセス(過程)とはなんだ?ということをあなたにお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
プロセス(過程)とは
プロセスとは一体どういう意味なのか。ネットで調べてみました。
プロセスとは、経過、過程、工程、手順、進行、成り行き、手続き、といった意味で用いられる英語です。そして「一連の流れ」や「事の運び」という意味ももちます。
だそうです。
では、今度はこのプロセスがなぜ、上手くなるために必要なのかを僕がプレーした経験と指導者として経験したことをお伝えします。
プロセスが重要なワケ
僕が現役でプレーヤーをしていたとき、たくさんの壁を経験してきたんですが、どうやって乗り越えてきたのかというと、1プレー1プレーの結果にこだわるという考えを捨て、今ぶつかっている壁を越えるためにやるべき過程を考え行動したことが大きいです。
例えば、「最近トスが全然安定しない。もっと安定したいトスを上げて、相手ブロッカーも振れるトス回しがしたい」と考えた時に、
- 今の一本めっちゃいいトスが上がった
- なんかわからんけど上手くいった
- スパイカーが決めたからOK
と結果ばかりをみてしまうと、大事な場面で失敗することが多い。
なぜなら、なんで今のプレーが上手くいったのかを考えていない、理解していないからです。
このように、自分の意識したことができなかったのに成功したからいいかといった、考えだと、今後数十本に1本の成功しか出ません。
結果にとらわれずに、失敗してもいいから意識してやることが大切で、意識して成功した回数を重ねることが成長スピードを早めます。
このプロセス(過程)をどこまで真剣に考え理解し、行動するかで最終的な結果が変わります。
結果にこだわる時期と「プロセス」にこだわる時期
先日、ある高校の練習に視察に行かせていただいた時、監督が選手に言っていたことは、
「今は結果にこだわる時期ではない。例え今のプレーが上手くいったとしても、意識していないんだったら意味がない。失敗してもいいから意識してやろうよ!もっとその過程を考えてやろう!」
この高校はチームとしてやるべき課題、自分自身の課題を徹底し、意識を高く持ちながら、上手くなるための過程を大切にしています。
(そりゃ強いわけだ。)
結果が全てという考えは、間違いではありません。
ですが、結果にこだわる時期や大会、いつまでに自分がどんなプレーヤーになるのかなど、目標をたて、標準を定めることが必要です。
できないことをできるようにすることは、簡単なことではありません。
できるようになるための課題を毎回意識し、失敗を重ね、成功回数を増やしていくことで、自分のものになっていきます。
このプロセス(過程)を大切にし、楽しみましょう。
楽しむからこそ結果に繋がる
基礎練習や課題練習というのは、もしかしたらつまらないと思う選手もいるかもしれない。
でも、そんなことをいつまで言ってても、あなたの上達を遅らせているだけです。
基礎練習、課題練習など、何をするにしても、楽しんでやらないと、結果につながりません。
上手くいかない時や苦しい時期というものは必ずきます。
下を向かずに、プロセスを考え、行動してみてください!
僕はそんなあなたを応援しています。
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