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バレーボールコーチ 前田幸介
さて、あなたは、練習や試合の時に「声を出せ!」と言われることはありませんか?
そう注意された時に、
- ちゃんと声出しとるし…
- じゃなんて言えばいいんや…
- そんなでかい声なんてでんし…
このように思っていませんか?
バレーボールは、ボールを落とさずに、しかも空中にボールがある間に、仲間とコミュニケーションをとって攻撃しなきゃいけない・・・冷静に考えると、難しいスポーツです。
だからこそ、声でのコミュニケーションはとても重要!
でも、どんな声を出せばいいか。
ここが一番悩むところですよね?
わからないから、声が出せない、指示が出せない、表情も暗くなってしまう・・・。
ということで、今日は「声」について、あなたに大事なことをお伝えするので、改善したいと考えているのであれば、ぜひ最後まで読んでいってください。
3種類の「声」
僕が、考える「声」とは3種類あると考えています。
- 仲間を助ける声
- 仲間を励ます声
- 仲間に指示する声
この3種類のうち1つでもかけると、ボールが繋がらなかったり、自分も含めチームのミスが多くなってしまいます。
そうなってしまうと、毎日の練習がつまらなくなり、試合では勝てず嫌になってしまいますよね。
それだけ「声」というのはバレーボールというチーム競技には必要で、チームのレベルアップには欠かせません。
ということで、今から3種類の「声」を一つずつ紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
①仲間を助ける声
仲間を助ける声というのは、仲間がミスを回避できるような声、知らせてあげる声です。
例えば、、、
- 前お願い!後ろは任せて!
- アウト!(ジャッジ)
- 幸介!(名前)
などのジャッジをすることや、誰がとるかを言ってあげることが助ける声です。
仲間がスパイクを打つときは
- 2枚!(ブロック枚数)
- フォロー入った!
- 奥!(コース)
というように、相手ブロッカーの枚数を教えてあげることや、フォローに入ったことを伝えてあげることで、スパイカーは対応することができます。
守備の際も、
- ツー!(セッターのツー)
- レフト!(トスの方向)
- フェイント!前!
相手の攻撃を声に出すことで、仲間も準備できるし、自分も動きやすくなります。
まだまだ、仲間を助ける声はありますが、まずはこれらの声から積極的に出しましょう!
②仲間を励ます声
仲間を励ます声は、仲間の気持ちの切り替え、思い切ったプレーができるような声です。
例えば、仲間がミスしてしまった時、
- 次!次!
- 次は上がるよ!
- 上に上がったらカバー行くよ!
といったように、「次こそは絶対!」と思わせる声で仲間を鼓舞します。
ただし、この「次こそは」が癖になったり、言い訳になったりすることもあるので、何度も同じミスが続く時には「そこはちゃんと上げてよ!」といったような叱咤する声も必要かと思います。
仲間がスパイクを打つ時は
- いけー!
- 打ち切れー!
- フォロー入ったぞ!
というような声を大きい声で出してあげると、スパイカーは気持ちよく打つことができますし、力強いスパイクを打つことができます。
そして、決めた際には、みんなで大喜びをすることで、スパイカーだけではなくチームの雰囲気も良くなります!
チームを励ます声で言ってはいけないのは、マイナスの声です。
- 顔暗いよ
- ミスするなよ
- まだ負けてないぞ
このような声は出さなくていい声だと僕は考えます。(負けてるチームがよく出している声です)
人間の脳は、プラスのこともマイナスのことも、そのイメージを実現しようとするそうです。
ということは、「顔が暗い」は余計に暗くなりますし、「ミスするな」はミスを起こし、「まだ負けてない」は負けを連想することになります。
- 「笑顔でいこう!」
- 「楽しもう!」
- 「攻めよう!」
- 「絶対勝つぞ!」
こうした声を出していきましょう。
③仲間に指示する声
仲間に指示する声は、相手の攻撃や守備に対して、自チームがどのような対応をするかといった声になります。
例えば、相手のサーブが早いサーブで、後ろを狙ってきている場合
- 前衛の選手には「ネットインをケアして!」
- 後衛の選手には「少し下がろう!」
- 「早いしジャッジしっかりして、アウト気をつけよう!」
というように、相手のサーブ攻撃に対して、ポジショニングの確認・修正をする指示を、さっと仲間と話し合います。
試合中に、短い時間でさっと話し合い修正されると、相手も攻めにくくなりミスになったり、自チームのサーブレシーブ成功率も高まります。
こういった指示は、できるならばキャプテン、リベロあたりが自信を持ってできると、一番いいかと思います。
相手の攻撃に対しては
- ストレートブロック閉めて、クロス打たそうぜ!
- フェイントは幸介ケアして!
- 相手、前2枚だから、ブロック絞ろう!
このように、ブロックとレシーブの関係(トータルディフェンス)を成功させるための指示を出しましょう。
よく見かけるのが、相手が前衛2枚でライト攻撃がないのに、その前にブロックをついている選手がいます。
相手をよく見ましょう。そして、みんなで指示をすることで、このようなことはなくなります。
この仲間に指示する声というのも、まだまだありますが、監督やコーチだけではなく、実際のコートの中にいる選手たちで指示を出し合い、修正・対策ができると、ミスが減り、ボールが落ちない強いチームになっていきます。
声で勝とう!
ここまで3種類の声について、たくさんある中から少し紹介しましたが、簡単に実践できるものだと思います。
技術がある選手がいたとしても、本人やチームが「声」出していないと、本領を発揮することはできません。
この3種類の「声」を出すことで、あなただけではなくチームも必ずレベルアップします!
さあ!どんな声を出せばいいのかわかったと思いますので、思い切り声を出し、今以上にバレーを楽しんでください!
僕はあなたを応援しています。
それでは今日はこのへんで
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