石川県/LEAD/バレーボール
スポーツメンタルコーチの前田佳奈です!
高校2年の秋。
私は、新チーム始動と共に、
「お前は今日からセッターになれ!」と言われました。
厳しい監督でしたが、
今思うと、選手の気持ちを引き上げるのが上手で、
「セッターがいいチームは強い!
金商が過去に全国優勝したときのセッターも、高校に入ってからセッターを始めた。
だから、お前も、自分がチームを全国優勝に導くんだ!という気持ちで取り組め。その代わり、人の3倍練習しろ!」
そう言われて、私は期待に胸をふくらませ、
ワクワクした気持ちでセッター練習を始めました!
・・・これから、地獄の日々が続くとは知らずに(笑)
セッター練習を始めたばかりの頃は、
トスを上げるのがとにかく楽しくて、
「私、センスあるんちゃう?」なんて勘違いもしていました。
しかし、そんな日々は1ヶ月ほどで終わりました。。。
ライトのトスがわからない!
私たちのチームのエースは左利き。
ライトポジションの選手でした。
そのため、トスの半分はライトにあげることになります。
最初はなんとなく上げていたのですが、
トスは短くなったり、長くなったり、ネットに近くなったり、離れたり。
エースには、本当に申し訳ない気持ちになります。
毎回、どんなトスが上がるか分からないのに、
トスに文句もつけずに、打ってくれていましたからね!
せっかくいいレシーブが返ってきても、
私のトスが乱れて、結局相手にチャンスを与えてしまう・・・
トスがうまくいかないと、
他のプレーまでうまくいかなくなり、どんどん自信を失っていきました。
しかし、私はキャプテンでもあったので、
自分のトスが悪いからといって、自分だけ落ち込んでいるわけにもいきません。
そこで、男子バレー部でキャプテン&セッターをしていた幸介さんに、
トスの相談をしたことがあります。
私「ライトのトスって、どうやって上げとるん?」
幸介『感覚で上げるんや!』
・・・感覚?
ますます分からなくなりました。笑
※誤解があるといけないので先に言っておきますが、
今の幸介さんは、こんなアドバイスはしないので、ご安心ください!笑
トスを上げるのが恐かった日々。
それからの日々は、
トスがうまく上がる日は楽しくて、
トスが思い通りに上がらない日は、ただただ辛かったです。
伸ばそうと思うと、トスは短くなり、
ネットから離そうと思うと、ボールは吸い込まれるようにネットへ。
キレイなトスがあがっても、相手ブロッカーにバレバレ。
見えないライトに上げる時は、いつも恐る恐る上げていました。
試合当日。
すごくマイナス思考で試合を迎えたのを覚えています。
他校の先生が話しているのを見ると、
「今年の金商は、いいアタッカーがいるのに、セッターが初心者か・・・」
と、噂していると、本気で思い込んでいたほどです。
私の場合、環境に恵まれていたので、
セッターとしての基礎を一から学び、
県外の強豪校と練習試合をしたり、北信越大会や全国大会に出たりして、
経験や自信を積んでいきました。
私が、心の底から「セッターがおもしろい!」と思えたのは、
インターハイの2ヶ月ほど前からです。(高3の6月ごろ~)
- 自分のトスで試合を組み立てること
- 相手ブロッカーを騙すこと
- コンビプレーが決まること
- レシーバーから「ありがとう」と言われること
- アタッカーから「ナイストス!」と言われること
- 乱れたトスをアタッカーが決めてくれること
- 自分がどんなに厳しい体勢でも、頑張って上げたトスをアタッカーが決めてくれることの喜び
毎日の部活が、楽しくて楽しくて、仕方ありませんでした!
あんなに辛かったセッターも本当に楽しくて、
『ずっと、みんなとバレーをしていたい!』と思ってきた時期に、私は引退しました。
セッターになれて良かった!
今回のブログで伝えたいのは、「セッターの辛さや難しさ」ではありません!
本当に、やりがいのあるポジションなんです!
セッターをやっていたから、今の人生があると思います!
バレーボールをしていて、セッターをしたことがない人は、もったいないと思えるほどです。
ですが、セッターは孤独な気がします。
一部の、センスのある上手な人たちは、いいかもしれませんが、
ほとんどのセッターは、1人で悩んでいるのではないでしょうか?
ましてや、チームの限られた練習時間に、
セッター練習なんて、ほとんどありません!
なかには、セッター指導が全くないチームで、頑張っているセッターもいるはずです。
そんなセッターに、
セッターのやりがいや、楽しさを実感しないまま、引退してほしくない!
そんな想いで、今回あるプログラムをリリースしました!^^
定員3名ですが、すでに2名のお申込みがあり、
残り1名です!
ぜひ、今すぐチェックしてみてくださいね^^
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