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前田幸介
先日、バレーのコーチングの勉強の為、アメリカ(アトランタ)へ行ってきました。
バレーボールクラブと大学バレーの視察や練習見学をさせていただき、日本とアメリカのバレーの違い、考え方の違いを目の当たりにしてきました。
また様々なコーチとの交流や、Big Southというとても大きな大会の視察をし、本当に多くの学びを得ることができました。
今日は、日本とアメリカのバレーの違いについて、僕なりの感想をお伝えします。
フォーム重視の日本
日本のバレーはフォームを重視し、技術向上に繋げるという指導が主流。
実際に、私の指導方法も「良いフォームを作り、ミスを恐れずチャレンジする」ということを中心に指導をしている。
(要するに『結果さえ良ければいい』ではなく、プロセスを大切にしている指導者が多い。)
なぜ、これほどまでにフォームにこだわるのか。
それは、フォームが悪いと
・返球が安定しない
・ボールが上がらない
・次に繋がらない(さわって終わり)
ということになるから。
良いフォームがわからないと、せっかく一生懸命ボールを追いかけてもボールにさわっただけで終わってしまったり、やる気があって「上手くなりたい」「決めたい」と思っていても、どうしていいかわからない、ということになるわけです。
これではもったいないですよね。
そもそも日本人は、海外の選手と比べると、体格や身体能力が劣る。
日本が、体格で勝っている世界に勝つ方法があるとしたら、それは、技術の精度を高め、スピードのある攻撃を展開すること。
このことはすでに、代表選手だけではなく、各カテゴリの指導者は理解していることだと思う。
正直、アメリカの各年代のバレーを見たが、日本の技術は相当高いということを実感した。
それは、プレーを安定させるために、フォームにこだわってきているからだ。
自由の国、アメリカ
一言でいうと、自由にのびのびとプレーをするのがアメリカ式。
アメリカのディフェンスは基本的に「上がれば良し」です。
手足が長く、身体能力もとにかく高いので、手を出せば簡単にボールに届く。
そして、「こういう時は〜しなければならない」「〜してはいけない」といったルールはあまり感じられず、選手は自由に自分のプレーを選択し、高さのあるパワフルな攻撃を展開する。
コーチはとにかく選手を褒める。怒鳴っているコーチはほぼいない。
よって、選手はミスを恐れずチャレンジする。コーチは、ミスした選手のチャレンジを褒める。
コーチと選手が一体となり楽しんでいて、コミュニケーションの取り方がとても上手い!
選手もコーチもガッツポーズ・ハイタッチ・表現も豊かで、見ていて楽しい。
そして、これはアメリカの「教育」からきていると感じた。
身体能力頼みのところもあるが、自由にバレーができているからこそ、常にチャレンジしミスを恐れず思い切りのあるプレーができている。
日本+アメリカ
日本の「フォームにこだわり、プレーを安定させる」ということは素晴らしいことだ。
小中学生の頃から、基礎や基本を教えるコーチがいるからこそ、日本は世界に勝つことができる。
しかし、フォームや決まりごとを重視しすぎるが故に、選手の自由意思を奪っているということも感じた。
いかに日本の良い文化や伝統を残しつつ、
自由なチャレンジ・個性や才能を引き出せるかどうかが、
今後、日本のコーチに求められることだと思う。
昨日は早速、アメリカの大学でとてもいい練習プログラムがあったので、それに日本らしさをプラスした独自の練習を試してみました。
子どもたちは楽しそうに、いつも以上に声を掛け合って練習していたし、技術向上にもかなり効果的な練習だった!
僕は今後も子どもたちと共に、チャレンジを楽しんでいきたいと思います!
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