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メンタルコーチ 前田佳奈
突然ですが、あなたは「自立」と「自律」の違いについて、
子どもがわかるように説明できますか?
自立は、自分の足で立つこと。
自律は、自分を律すること。
そう答える方もいるでしょう。
もちろん間違いではありませんが、これでは子どもたちは理解できません。
「自分の足で立ってるよ?」
「自分を律するって何?」
そんな質問が出そうですね。
私たちがコーチとして、子どもたちと関わる上で、最も重要視していることは、
子どもを自律へ導くことです。
自立と自律
「自立」について、辞書にはこう書かれています。
自立とは、他への従属から離れて独り立ちすること。(大辞泉より)
つまり、親元を離れて自分でアパートを契約して一人暮らしを始めることだったり、
就職して自分でお給料をもらって生活することような、社会的な自立のことですね。
では、「自律」はどうでしょう?
自律とは、他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。(大辞泉より)
つまり、自分で考え、自分で決定し、自分で行動することです!
ということは、
自律とは、自分の人生を自分でコントロールできている状態のこと
だと私は思うのです。
苦しい中から這いあがるのは、あくまでも選手本人。
私たちコーチは、選手が悩みを解決するために「支援する」という役割をもつに過ぎません。
いつまでも、ずっと隣についていてあげることはできませんし、
困ったときに、いつでも助けてあげることもできません。
ゴールを先に切って「こっちにおいで」と導くのは、自律ではありませんし、
いつかは自分から卒業していく
これを理解して付き合っていく必要があります。
選手が主体となって、自分で考えて・自分で決定して・自分で行動するために、
一緒に考え、支えるのが私たちの役目だと思っています。
練習中の声かけ
「選手を自律に導く」
これが頭にあると、練習中の声かけも変わってきます。
「今のプレー良かったけど、何が良かったと思う?」
「どうして上手くいったの?(上手くいかなかったの?)」
「◯◯君はどこが違う?」
「このフォームで打つと、どうなる?」
何度か教えたあとは、質問でのコーチングに切り替えて、
自分で考えて、答えてもらうようにしています。
間違ってもいいんです。
選手が出した答えを否定することはありません。
「自分の言葉で、自分の思いを伝える」というトレーニングを積む。
これができなくて、不自由さに苦しんでいる大人はたくさんいますよね?
やはり子どもたちには、
自分の人生を自分でコントロールする
そうした力を身につけてほしいと思います。
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