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メンタルコーチ 前田佳奈
「バレーが嫌いになりそうです…」
今まで、スクール生や卒業生から様々な相談を受けてきましたが、これほどショッキングなことはありません。
もともと大好きだったバレーが、人間関係がうまくいかず、嫌いになりそうだというのです。
その表情からはいつもの笑顔はなく、疲れというより落胆や絶望のようなものを感じました。
本人なりに試行錯誤をして努力してきたことも知っていますし、普段は弱音を吐かない子だったので、これはただ事ではないと思いました。
楽しめないスポーツをやる意味はあるのか?
いろいろと話を聞いてわかったのは、心が折れる引き金があったこと。
指導者に「チャンスをください」と頼んだ時に、一言「無理」と言われたと・・・
身近にそんな指導者がいるのかと、とても悲しくなりました。
そもそもスポーツは、誰かにやらされたり、イヤイヤ取り組むものではありません。
コーチの許可がいるものでもありません。
自分で考えて、自分で工夫して、自分で取り組むものです。
だから「楽しい」のです。
試合で勝つ、上手くなる、それは心から楽しむことを犠牲にしてまで手に入れなければいけないほど、価値あるものではないと私は思います。
そもそも、試合で勝つとか負けるとか、それも一つの「体験」でしかないと思うからです。
「楽しい」とは何か?
私は、自分の人生に「バレーがある生活」を心から楽しんでいます。
「楽しい」という言葉を軽視して、その価値や影響力に気づいていない人も多いですが、私にとっては人生において一番大事だと言えるほどの言葉です。
楽しいには、主体性があり、自由があり、冒険があり、
遊び(ゆとり)や期待、喜び、成長、癒しなど、
人生を豊かにする、とても大きな価値があります。
それに、どんな環境や状況であっても、自分がどうすれば楽しめるのか?を考えて実行することは、決して簡単なことではありません。
好きなこと(ラクなこと)をやっていれば楽しいかというと、そうではないからです。
創造して、計画して、発揮する。
それは上達のプロセスと何ら変わりありません。
だから、「試合に勝ちたい」にも「上手くなりたい」にも、「楽しい」という要素は必要不可欠だと思います。
辞めるという「前向き」な選択
メンタルコーチをしていると、仕事を辞めたい・部活を辞めたい・学校を辞めたいという相談をよく受けます。
私は辞めることも選択肢の一つだと考えているので、止めることはしません。
人間は変化を嫌う生き物なので、「辞める」という決断をして行動できる人は、むしろ「前進」していると思うのです。
LEADでも、部活を辞めた選手を何人もサポートしてきましたが、苦しみながら自分を殺してバレーと向き合っている時よりも、辞めてからの方が、自分らしく生き生きとバレーを楽しめていて、しかも上達していくんですよね。
途中で部活を辞めた選手が、「大好きだったバレーまで辞める」ことがないようサポートすることも、LEADの存在意義だと思っています。
やっぱり、、、
バレーを心から楽しめていることが一番大事!
自分自身も、指導者としても、この気持ちを大切にしていきたいです。
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