石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD
メンタルコーチ 前田佳奈
あなたはお子さんに対して、
消極的な性格が気になる・・・
3D(でも・だって・できない)をよく聞く
できなくてもいいから、何でもトライしてほしい!
とお悩みではありませんか?
LEADのバレースクールに通うお子さんで特に多いのは、消極的で自分に自信のない子です。体験に来られた際には、皆さん口をそろえて『うちの子、人見知りなので・・・』とおっしゃいます。
私はいつも心の中で「だまされないぞ~」と言い聞かせます。笑
知らない集団に入っていくのは、最初は誰だって緊張しますからね!
はじめは控えめに様子を伺っていた子でも、数回の練習で前向きにトライするし、お友達ともコミュニケーションをとっていきます。
- 自分から声をかけられなかった日
- 恥ずかしくて思いきりプレーできなかった日
- お友達に褒められて嬉しかったけど「ありがとう」って言えなかった日
そんな日があってもいいじゃないですか!^^
消極的だった男の子の話
その男の子は、最初は超!超!超!消極的でした。
お兄ちゃんは、自分の苦手なことにも黙々と練習するタイプでしたが、その子は何かを進めても
- 「僕は、いいです。」
- 「やめときます。」
- 「○○君にやらせてあげてください」
という感じ。笑
良く言うと、とても優しい性格なのですが、お母さんとしては、もっと目標に向かって頑張ることを経験してほしい!という思いでした。
『この子は私が強く言うと、余計にやる気をなくしそうで…』
もっと頑張ってほしいけど、強く言うと「やらない」って言いそうな気がして言えない…、あるあるですよね。
私は「本人のペースにまかせて待ちましょう!本人が『休みたい』と言ったら、無理に行かせようとせず休ませてあげてください!」と話して、様子を見ることにしました。
「楽しい」と「やりたい」
その子が初めて積極的な態度が見えたのは、お友達が一緒に習いはじめてからでした。
同い年の子たちとも仲良くなってきて、同じ学校のお友達も習いはじめ、すごく楽しくなったんですね!
練習が終わると同時に『佳奈さん!ボール貸してください!』『コート使います!』と言って、みんなで練習するようになりました。
時には、スクールの練習中よりも大きな声を出し、みんなで爆笑しながら、楽しそうにやってます。笑
私たち大人からすると「自主練」ですが、子ども達は純粋に楽しくてやりたくて仕方がない、そんな感じです。
「努力」って、こういうことなんでしょうね。本人は努力している感覚はなく、やりたくて仕方がない状態。ゲームなんかもそうですよね。5時起きしたり、親に隠れてまでやるし!笑
男の子はみるみるバレーが上手になっていきました。
男の子の前向きアドバイス
先日のスクールで、ミニゲームをしていた時のことです。
まだバレーを始めたばかりの小学2年生に、その子は大きな声でこんなアドバイスをしました。
◯◯君、声だしていこう!
ミスしてもいいから、積極的にボールさわりにいくよー!
・・・感動しちゃったな。
もし自分がバレーを始めたばかりの時に、6年生のお兄ちゃんからこんな声をかけてもらったら、すごく嬉しいですよね。
その後も、ミスした時は必ず側まで寄っていって、「惜しいよ!次できるよ!」と声をかけてあげていました。
人はいつからでも変われる
今でも、その男の子は周りの子に比べると、ちょっと控えめです。中学生スクールの練習では、なかなか声が出せなかったり、弱気な発言もまだまだあります。
それでも、お母さんの陰に隠れるようなことはないですし、アドバイスされたことを真剣に聞いて、目標に向かって一生懸命に練習しています!
スポーツってどうしても、チームの勝ち負けや将来有望な選手ばかり注目されがちですが、、、
一人一人にドラマがあって、スポーツを楽しみながら成長できる。
そういう一人一人にスポットがあたるものだと思います。
中学生スクールに通っている子は、今ちょっと壁にぶつかってる子が多いかな?
自分の苦手や、自分で決めた枠からなかなか飛び出せずに、もがいているように見えますね。
変化することをこわがらずに、思いっきり飛び出してみてほしい。そしたら見える景色が全く違うし、新しい自分にも出会えるから!
本当に本当に、心から、エールを送りたいです。(届くでしょうか?笑)
それでは今日はこのへんで。