石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD

前田幸介

 

とうとう、石川県も雪が降りましたね。12月も半分をすぎ、今年も終わりに近づいていますが、最後まで気を抜かずに頑張っていきましょう。

さて、今日は「チームが強くなるために必要なものとは何か」について話していきたいと思います。

 

あなたのチームは、今どのようなことに取り組んでいますか?

とにかく練習試合をこなして、勝ちにこだわっている

練習は、ほとんど6対6の試合形式

チーム練習をたくさんしている

このように、毎日の練習や週末の練習のほとんどを「チーム練習」に時間を使っているのではないでしょうか?

 

もし、あなたのチームがこれに当てはまっているのなら、もしかしたらチームスポーツの罠にハマっている可能性があります。

これはあなたのチームだけではなく、部活動のほとんどが、そうなっているのではないかと僕は思っています。

チームプレイが大事だ、チームワークが大事だと言われますが、「チーム」に焦点を当てすぎていると、個人個人のプレイヤーとしての成長を阻害することになりかねません。

 

勘違いの”チームスポーツ”

バレーボールは、1つのボールを落とさずに仲間と繋ぐチームスポーツ―――。

その「チームスポーツ」という言葉が、チームの勝利を意識しすぎてしまい、基礎というものを疎かにしてしまっているのではないか、個人を尊重できていないのではないか、と最近強く感じています。

選手一人一人の目標に向かってやらないといけないこと(順序・戦略)を考えずにチームづくりを行い、目先の試合に勝つことしか考えていないということです。

 

よく耳にするのが、

「今月は土日ほとんど練習試合が入っています」

「来週も1日練習試合です」

僕としては、「そうか、ケガに気をつけて頑張れよ」としか言いようがない。

ただ、心の中ではいつもこう思う。

 

本当にチームは強くなっているのか。選手一人一人が成長できる、スポーツを楽しめる時間になっているのかと。

 

みんながみんなそうではないと思うが(そう願うが)、指導者が楽をしているだけにしか思えない。

練習試合をして試合を重ねてさえいれば、個人個人に細かい技術を教えなくて済むし、少しはチームとして良くなるだろうという考えが見える。

指導者は試合を観て、思ったことをただ言うだけでいい。

 

確かにチームとしては、少しは良くなるとは思う。だが、基礎ができていない選手がたくさんいるのに、試合ばかりをしていては何にもつながらない。

自分のプレーに疑問や悩みをもっている選手は、試合を重ねれば重ねるほどに失敗を繰り返し、自信を無くしていく。

また、レギュラーではない選手は、ただ見ているだけの1日を過ごすことになってしまい、自信をつけることもできず、チーム全体の底上げにはつながらない。

 

こんなことをあなたに言っても、どうすることもできないと思いますが、あなた自身がこのような環境でも成長するために、必要なこと、できることは何か、提案します。

 

「個」の成長=チームの成長

このような状況であなたがやるべきことは、自分の目標(ゴール)に向かってやるべきことを考え、一つ一つのプレー(フォームや行動)に対し意識することが必要になってきます。

 

スクール生の中にも「練習試合で〇〇学校に勝ちました」「◯◯学校に負けました」と報告をしてくれる子がいますが、試合をすればどちらかが勝って、どちらかが負けるものです。

それよりも、

  • その日はどんなことを意識して、どんな成果が得られたのか?
  • うまくいったプレーは何か?
    なぜ、うまくいったのか?
  • 新たな課題は見つかったか?
  • その課題を克服するために、明日から取り組むことは何か?

1つ1つのプレーに目的を持ち、正しく振り返り、改善することが大事です。

 

バレーボールはチームスポーツですが、それは「個人プレーの集約」です。

チームワークは大事ですが、バレーボールは最終的には「個の能力が高いチームが強い」のです。

 

サッカーの元日本代表で各国のリーグを経験された本田圭佑選手も、ある会見で、

試合に勝つために必要なのは、シンプルに「個」の能力だ。
チームワークは日本の最大のストロングポイントだが、それは日本人として生まれながらにすでに持っている能力。
どうやって自律した選手になって、「個」を高められるか。

そう語っています。

バレーだけではなくチームスポーツのほとんどが、「チームプレーよりも、まず個の能力を磨くこと」が大切なのではないかと思います。

 

過去にスクールに通っている子の中には、部活の先生やチームメイトから「チームを裏切って個人練習をしている」「そんなわがままな選手は試合に出さない」などと言われて、ひどく傷ついてきた子を何人も見てきました。

しかしそれは、その人の感想(解釈)であって、事実ではありません。

上手になりたい、能力を高めたい、そう思ってスキルアップを図るのは素晴らしいことで、チームを強くするためには「必要」なことです。

 

負けるは自分の力不足。勝つは仲間のおかげ。

今日は熱く語りすぎてしまいました。笑

あなた自身ができることをもう一度お伝えします。メモを用意してください!

 

  1. 今日取り組む課題はなにか?
  2. 今日はどんなことを意識して、どんな成果が得られたのか?
  3. うまくいったプレーは何か?
    なぜ、うまくいったのか?
  4. 新たな課題は見つかったか?
  5. その課題を克服するために、明日から取り組むことは何か?

1つ1つのプレーに目的を持ち、正しく振り返り、改善することが大事です。

練習時間がたとえ30分だったとしても、これを繰り返し行っていけば、あなたのスキルアップに必ず繋がります!

 

「個」の能力が大切だとお伝えしましたが、チームをないがしろにしてもいいという意味ではありません。

負けたら自分の力不足。勝ったら仲間のおかげ。

そうした気持ちをもって、挑戦していきましょう!

 

それでは今日はこのへんで。