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バレーボールコーチ 前田幸介
石川県は、もうすでに雪がつもり、とても寒い時期に突入しました。
乾燥もしているので、風邪をひかないよう、対策をしていきましょう。
現在、リベロをしているあなたは、
- 試合になるとレシーブがうまく上がらない
- 他の選手とお見合いをしてしまう
- ポジショニングがわからなくなる
このような悩みを抱えていませんか?
この悩みは、あなただけではなく、リベロをしている選手に意外と多くいます。
それはなぜか?
リベロに求められるのって結局はなんなの?
ということについて、今日はあなたにリベロの役割を2つお伝えします。
1. 周りを見る視野を持つ
リベロはもちろんチームで一番レシーブが上手な選手です。
そんなリベロが上記のような悩みを抱えてプレーをしていると、監督やコーチから「お前リベロだろ!それぐらい上げないとリベロじゃない!」と怒られることが多いのではないでしょうか?
確かに、リベロはレシーブ全般が上手なのは当たり前ですが、自分のことだけに意識がいってしまうと練習では上げれるボールも試合や練習ゲームになると上げれなくなってしまいます。
なぜなら、周りを見る視野が狭くなってしまっているからです。
リベロは常に後ろから、仲間の動きを見ることができ、相手の動きすらも見ることができます。
そんな時に、仲間の動きを見ていないと
- ブロックとレシーブの関係を作れない
- ボールが来てから動く
- 毎回同じところに構える
というような、レシーブが上がらない動きをしてしまいます。
そして「常に動き回っているリベロ」や「ファインプレーを多くするリベロ」に関してはすごく勿体ないと僕は感じます。
簡単にリベロの動きを説明すると
- 相手がボールを触っている時は、止まって見る。
- ボールが浮いている時に、ポジショニングをする。
- 相手のアタッカーと仲間のブロッカーを見て、ポジショニングを調整する。
この動きを徹底すれば、動き回る必要もなく、レシーブ成功率も上がって来ます。
そして、何より「周りを見る視野」を持つことができます。
2. 守備はリベロの指示で決まる
リベロの役割の2つ目は、後ろから指示をだし、周りを動かすことです。
先程は、「周りを見る視野」についてお伝えしましたが、その次の段階として、周りに指示を出して仲間を動かし、自分がレシーブしやすいポジショニングと仲間がレシーブしやすいポジショニングを教えてあげることが求められます。
では、どのような指示が大事なのか。
- トス離れたよ!
- セッターツーあるよ!
- フェイント!
など、まだまだありますが、このようなラリー中に出す声と
- ブロックストレート締めて、クロス打たそう!
- ストレート多いから、バックセンはストレート寄りで!
- 前からスタートで、セッターツー見てから動こう!
などの、ラリーが始まる前の指示を常に出すことです。
そうすると、ブロックとレシーブの関係が成立してきますし、あなただけではなく、チーム全体のレシーブ成功率がグンっと上がってきます。
リベロはよく守護神と言われていますが、自分のプレーだけではなく、守備に対して、周りを動かすことも必要な役割だと僕は考えています。
あなたが守護神!
さて、今リベロの役割を2つお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
簡単にいうと、あなたのレシーブの技術が高いだけではダメだということです。
今回、スパイクレシーブに関しての、視野や指示についてお伝えしましたが、サーブレシーブをする場合も同じです。
相手がサーブを打つ前に出す指示と、打たれた後に仲間を動かす声があります。
このことに関しては、一度どんな指示、声かけができるか考えてみてください。
リベロは、常に後ろから仲間を見渡すことができ、視野を広く持つことができるポジションです。
あなたの指示で仲間が動き、レシーブが成功すること。
さらにあなたがレシーブしやすくすることは、あなた次第です!
ぜひ、実践してみてください。
必ず、結果は出てきます。
それでは今日はこのへんで。
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