石川県/バレーボールクラブ/バレーボールスクール/LEAD
メンタルコーチ 前田佳奈
こんにちは!佳奈です。
今日は、自粛期間中に私がオススメしたい「親子でできるトレーニング」をご紹介したいと思います。
タイトルや画像でもわかると思いますが、それは・・・
キャッチボールです!
え?バレーボールじゃないの?と思ったあなた。
バレーが上手になりたいからって、バレーだけやっててもダメ!!
いや、ダメではないんだけど、特にキャッチボールはやっておいてほしいのです。
できれば小学生のうちに!
これからその理由をお伝えしますね。
ボールが真っすぐ投げれない?
バレーボールスクールを始めてから、延べ人数でいうと500名以上の中学生を見てきましたが、ボールを真っすぐ投げられる子が、
まぁ~少ない!
中には、エンドライン(サーブのライン)からバレーボールを投げて、ネットにすら届かない子もいます。
(ネットまで9mです。)
ほかにも、本人はボールを真っすぐ投げているのに、横方向に飛んでいく子もいます。
(急にこっちに飛んできてビックリします!笑)
大げさに言っていると思うでしょう??
きっと指導者のみなさん、共感してくださると思うのですが、まったく大げさに言っていません。
- あきらかにフォームが変
- 手投げになっている
- 身体がかたがって投げている
「かたがっている」って方言ですかね?「傾いている」で伝わるかな?
脱線してすみません。笑
そうした、ボールを真っすぐ投げられない子というのは、必ずといっていいほど、サーブフォームもスパイクフォームも悪くて、コントロールも不安定。
腰や膝を痛めていたり、ジャンプの着地で捻挫しやすいです。かたがって飛んで、かたがって着地するんですからね。
腰の回転や身体をうまく使えていないので、距離も伸びない。
それと、リリースポイントが身体の後ろだったりします。
リリースポイントってわかりますか?ボールが指先から離れるポイントのことです。
頭の後ろでボールを離しているので、すっぽ抜けた感じになっています。
そういう子に共通しているのは、スパイクを打つときのボールをヒットするポイントが、身体の後ろなんです。
だから、力強いスパイクは打てませんし、ブロックアウトもとれません。
結局のところ、キャッチボールをうまくできない子は、バレーボールも苦労します。
頭ではコーチにアドバイスされたことがわかっていても、身体で表現するのにとても時間がかかります。。。
ボールがキャッチできない!?
投げるだけではありません!
ボールキャッチも大切な要素。
サーブレシーブの練習をするときに、まずは変化しない逆回転のサーブを「お腹の前でキャッチ」の練習からしてもらうのですが、バレーボールをうまくキャッチできない子がいます。
顔に当たりそうになったり、胸にボコって当たったり。
どういうことかというと、ボールの落下点がうまくつかめていないのです!
サーブレシーブの時に「アウト~!」と判断しながら、身体にボールが当たってしまう子がいるのも、これが原因だと思います。
ボールの軌道がわかりやすい逆回転のサーブですら、「ここだ!」と思って動いてもキャッチできないのに、スピードも速い無回転の変化球サーブに対してうまく動けないのは当然。やはりサーブレシーブは安定しません。
この場合も、コーチからのアドバイスを頭では理解していますが、身体で表現できず、みんな苦労しています。
「キャッチボール」はスポーツの基本!
私は小学1年生からバレーボールを始めているのですが、よく家の外で父とキャッチボールをしていました。
うろ覚えですが、『キャッチボールはスポーツの基本だ!』的なことを父が言っていたような気がします。
ちゃんとグローブをはめて、野球のボールでやっていました。
あと、中学生になってからも、顧問の先生がいろいろな動きを取り入れた指導をしてくれました。
バスケの「レイアップシュート」の練習をしたり、「ソフトボール投げ」もよくやりました。
しかも、ボールを投げるときは『裸足になって、足の指5本を感じなさい!』と言われたのも覚えています。
ちなみにその先生は、卓球が専門の先生です。
そういう経験があるからか、女子の割にはキャッチボールが得意な私。
高校生の時は、体育館の壁から壁まで余裕で投げれましたし、スパイクフォームもキレイなほうだったと思います。
そう!そう!
先日、夫 幸介のお兄さん(お兄さんはバレーボールの元全日本メンバー!)と話していた時、
私が「バレーをする前って、何か他のスポーツしてたんですか?」と聞くと、
『野球とサッカー!とにかく毎日、公園で友達と野球とサッカーして遊んでた』と。
お兄さん、スクールにも来てくれたことがあるのですが、松任総合体育館の壁に近いところから、(見た目)軽~くボールを投げて、2階席に真っすぐ飛ばすほどの肩の強さ!そしてコントロール力!
やっぱりキャッチボール大切なんだと思います!
身体のバランス、体幹も鍛えられると思いますし、
- どうしたら真っすぐ投げられるのか?
- どうしたら遠くに投げられるのか?
- どうしたら速く投げられるのか?
これを自分で考えて、模索してやってみることが、後々いろんなスポーツ競技で生きてくると思います!
ぜひ、小さいうちから、自分の頭の中にあるイメージ通りに、身体をコントロールする力を鍛えましょう!
今こそ親子でキャッチボールを!
今、子供達もお父さんお母さんも、コロナウイルスの影響で自宅にいることが多いと思います。
そろそろストレスも溜まってきていると思いますし、だんだんと暖かくもなってきました。
ぜひ3密避けて、人の少ない公園や駐車場などで、親子でキャッチボールをしてみてください!!
遊具に触れての感染リスクもないですし、いいコミュニケーション&リフレッシュにもなるはずです。
そしてもちろん、家に帰ったら「手洗いうがい」を忘れずに!^^
まだまだ、大好きなバレーができない日々が続きそうですが、「今できること」にみんなで取り組んで、元気に乗り越えましょうね!!
それでは今日はこのへんで。
なぜ、家でゲームばかり…学校でも控えめだった子が「中学生の練習にも参加したい!」と積極的になったのか?
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