石川県/バレーボールクラブ/バレーボールスクール/LEAD
前田幸介
僕がスクール生に常々言っている言葉がある。
それは「トスがあがったらスパイカーの責任」という言葉だ。
これは、僕自身が各ポジションを経験してきて思うこと。
これから言うことは、もしかしたら、あなたには耳が痛くなることかもしれないが、
これを読んで考えが変われば僕は嬉しいし、あなた自身も真のエースへの第一歩に繋がると思う。
エースの責任
エースというのは、チームの中でスパイク能力が高く、チームの得点源である。
だが、こんな選手をよく見かける。
- 「今のはトスが悪かったから打てませんでした」という仕草をする選手
- ミスをしたときに「トスが悪かった」と言い訳をする選手
- ミスをした後に「もっと高くして」などトスに注文をつける選手
確かに、トスが悪かったのかもしれない。
でも、トスがあなたにあがってきた以上、あなたが責任をもって決めにいかないといけない。
セッターが、スパイカーの中からあなたを選び、あなたにボールを託したのだから、
「トスがあがったらスパイカーの責任」である。
そもそも、バレーだけではなく、
チーム競技(球技)において点を取るということには、ひとつの共通点がある。
- バレーは、スパイクを決めて点数を取る
- バスケやサッカーは、シュートを決めて点数を取る
- 野球は、打って点を取る
点を取りにいかずに、相手のミスを待っているようでは、勝つことはできないし、
仲間が必死に繋いでくれたボールを打ち切ることこそが、エースの役目だと僕は思う。
打ち切って決められなかったり、ミスをしてしまうのは別にいい!
打ち切ることに意味があり、それがチーム、そしてあなた自身の成長に繋がる!
エースがチームを育てる
エースのあなたが、
「どんなトスも俺が決める!」
「思いきって、全部俺にトスをもってこい!」
そんな気持ちでいたとしたら、
セッターは、どんなボールもいいトスにしようと努力するだろうし、
リベロは、セッターが少しでも上げやすいように返球しようとするだろう。
そのために、
ミドルの選手は、少しでも相手の攻撃をブロックしようと頑張るし、
相手ブロックを引きつけるために、積極的に攻撃に参加するだろう。
そして、あなたが決めれば、
控えメンバーまでもが、自分のことのように喜んでくれる。
そういった仲間の繋がりがバレーボールであり、そこに感謝の気持ちが生まれる。
チームを育てるのはエースだ。
エースのあなたがどんなボールも打ち切ることで、
仲間の信頼が得られ、チームを勝利に導く真のエースへと成長する!
トスがあがったらスパイカーの責任
この言葉を胸に、プレッシャーに負けず、頑張ってほしいと思います!
それでは、また。
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