石川県/LEAD/スポーツメンタルコーチ
前田佳奈です!
スポーツ指導においては、
言葉の説明だけでは、子どもたちに伝わらないことが多々あります。
それは、言葉だけではイメージできないことがあるからです。
これには、脳の仕組み(左脳と右脳の役割)が関係しているのですが、
それを知らずに、言葉の説明だけを続けていると、
子どもたちは、
- コーチの言葉をなかなか理解できない
- 理解したつもりでやってみるが褒められない
- 自信をなくす
- 楽しくなくなる
コーチ(指導者)は、
- いろんな言葉で伝えてみるが、なかなか伝わらない
- イライラする(怒る)
- 子どもたちとの関係性が悪くなる
このように、子どもたちは競技自体が嫌いになることも考えられますし、
コーチは、思い通りの指導ができなくなることもあります。
子どもたちもコーチも、
同じ目標に向かう「チーム」なわけですから、このようなことは避けたいですよね!
言葉は左脳、イメージは右脳
脳には、左脳と右脳があります。
一般的に左脳は、
読み・書き・話す・文字・計算・数理的思考・論理的思考などを担当し、
右脳は、
図形や映像の認識・イメージの記憶・直感・ひらめきなどの情報を認識します。
つまり、言葉は左脳、イメージは右脳を使います。
左脳は忘れん坊!?
言葉は左脳によって分析・記憶されるのですが、
その記憶領域は右脳より小さく、
大量のデータを長期間保存することはできないと言われています。
で、どうなるかというと、
左脳は新しいデータ(後から聞いたデータ)を優先して「上書き」するのです!
これを勉強で例えるならば
一夜漬けは左脳で行っていることになりますね!笑
一度にいくつも伝えた時や、長時間にわたる話が子どもたちに伝わりにくいのには
こういった理由があるのです。
良く伝わる右脳へのアプローチ
忘れん坊の左脳に対して、
右脳の記憶領域は大きく、比べものにならないほど処理がスピーディー。
特に、視覚をとおして見た映像のイメージは、記憶力がとても高いとされています。
言葉で伝えるだけの左脳的アプローチには限界があります。
イメージを良く伝えるためには、右脳的アプローチが効果的です!
LEADの練習は、
どんなメニューもコーチがお手本を見せることから始まります。
子どもたちはもう気づいていると思いますが、
幸介コーチは言葉で伝えるのが苦手(笑)
ですが、良いプレー悪いプレーを「やって見せる」ので、子どもたちには伝わりやすい。
これはきっと、右脳的アプローチが効果を発揮しているのでしょうね!
『お前は、こうなってるんだよ。それを、こうやってみ?
そしたら、こうなるのわかる?
これができれば、うまく上がるようになるよ!』
私は最初、「言葉」で伝えることが大切だと思って、
一生懸命に言葉の勉強をしました。
ですが、「イメージ」による伝え方のほうが
子どもたちには早く伝わることを間近で見てきたのです。
きっと保護者の皆様もお分かりだと思いますが、
イメージできれば、子どもはすぐに上達します!
(バレーのことがわかっていなくても、子どもの上達はわかるものです。)
私は幸介コーチのように「やって見せる」ことが得意ではないので
上手な選手を見つけて、どこが良いのかを伝えたり、
幸介コーチが教えたことを、繰り返し伝えています。
なので、もし私のように、
体力的に「やって見せる」のが難しいコーチや、
技術的に「やって見せる」のが難しい保護者の皆様は、
- 上手な選手にお手本をしてもらう
- 映像を撮って見せる
この2つが効果的です!
お手本に指名された子どもは嬉しいですし、褒められた気分にもなります!
映像を撮って、一緒に分析することで、
親子のコミュニケーションにもなりますよね!
ぜひ、言葉に加えて、
右脳的アプローチを取り入れてみてください!!
PS.
「佳奈、ちょっと俺に打って!やって見せるから!」と言われると、
実は私、かなり緊張しています。
球出しが下手だと、鋭い視線が。。。
(目は口ほどに物を言います。笑)
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