石川県/LEAD/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/メンタルコーチ
前田佳奈
まずは小学生スクールのご紹介から!
毎週金曜日に活動している小学生バレーボールスクールでは現在、金沢市・津幡町・白山市・野々市市・小松市から子供達が集まって活動しています。
メンバーは、最近バレーボールを始めたばかりの子や、習い始めて1年くらい経つ子、他のバレーボールクラブに通っている子など、学年や運動能力も様々です。
どちらかというと恥ずかしがり屋な子が多く、運動神経バツグンな子は少ないかもしれません!
スクールなので大会出場はないですが、とにかくみんなで仲良く楽しく運動すること、子どもたちがやりたい練習を大切に活動しています!
私は小学生スクールのコーチを務めているのですが、
- あまり教えすぎない
- 子どもたちがやりたい練習メニューをやる
- コーチは一切怒らない
- ミスしても良い部分を探して褒める
これを徹底しているので、子供達の満足度はとても高く、みんなバレーが大好きになってくれました!
練習では、バレーに特化した運動指導をせず、
最初の約30分は、コミュニケーションをとりながら運動能力がアップするようなメニューを行っています。
- ドッヂボール
- リフティング
- テニスボールキャッチ
- 反復横跳びでボールキャッチ
- 馬飛びリレー
- ボールを2個使ったドリブルリレー
- フロント部分(アタックラインより前の部分)でバレー対決
- etc…
その後は、パスやレシーブの練習。そしてスパイク練習。
このあたりで、1時間近く経過します。
すると、だいたい子供達のほうから「ミニゲームした~い!」という声が聞こえてくるので、2チームに分かれてゲームを行います。
(ちなみに、6人制とは決めず、全員コートに入ります。)
小学生スクールのご紹介はここまでにして。。。
自然と育まれた”思いやり”に感動!
ゲーム練習をすると、毎回いろんな成長や発見があります。
もちろん、なかなかボールが繋がらないこともありますが、子どもたちはとても楽しそうに挑戦しているんですよね!
年明け最初の練習でも、とても感動したことがありました!
ゲーム中、ある男の子のところにボールがいきました。
男の子は「ハイ!」っと言って、アンダーパスをすると、アタックラインぐらいにボールがきれいに返りました。
そして、セッターの子がオーバーでトスをあげて、
ライトポジションにいた子がラストボールを返そうとしたのですが、ネットにかかって返せませんでした。
すると周りの子は、「惜しいよ!ドンマイ!」と言って、ラストボールを返せなかった子に寄っていったのですが、
ここで『ごめん!ごめん!』と大きな声でみんなに謝ったのは、最初にアンダーパスをした男の子でした。
私は思わず、「なんで謝るの?いいパスだったよ!」と彼に伝えると、驚きの答えが返ってきたのです!
「いや、僕のパスがもっとちゃんとセッターの近くに返っていたら、もっといいトスがあがって、きっと返っていた(相手コートに)と思うので、僕が悪いんです。だから、ゴメンなさい!」
いや~、感動しちゃいます。
まだバレーをはじめて1年ほどの子です。
私たちは週1回の活動ですし、試合も出ていないので、返球に対してあーだこーだ言うこともありません。
それでも、ちゃんとバレーボールを理解していることに、感動しました。
「そうだよね! でも、そうやって、仲間のためにって思えていることも、すごいと思うよ!」
これぞ思いやり!
これぞバレーボールの本質!
小学生スクールの子供達は、
誰かが決めた時は、ボールに触れていない子も飛びあがって喜びますし、
ミスをした子を責めることなく、励ましの言葉をかけています。
カバーしてもらった時は「ありがとう」と伝えます。
中学生、高校生、大人になると、忘れがちな当たり前のこと。
”思いやり” ”ありがとう”
コーチとしても、人としても大切にしていきたいなと、男の子から勉強させられました。
それでは、今日はこのへんで。
なぜ、家でゲームばかり…学校でも控えめだった子が「中学生の練習にも参加したい!」と積極的になったのか?
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