石川県/バレーボールクラブ/バレーボールスクール/LEAD
メンタルコーチ 前田佳奈
あなたはお子さんの試合を観た時に、
- いつもはもっと強いのに…
- 持っている力が全然出せていない。
- 絶対に負ける相手じゃなかった!
などと思ったことはありませんか?
本当はもっとできるはずなのに、なぜ本番になると出せないのでしょうか。
その原因として、緊張に弱い(メンタルが弱い)と考える方が多いと思いますが、相手チームの選手だって緊張しているはずです。
それでは、どうしたら本番で実力を発揮できる、メンタルの強い選手になれるのでしょうか。
なぜ、実力があっても出せないのか?
まず、この疑問について、知っておくべき事実があります。それは・・・
- 能力やスキルを「身につける」こと
- 身につけた能力やスキルを「発揮する」こと
この2つは、全く違うことだということです!
身につけるのはインプット。発揮するのはアウトプット。
入力と出力。そう考えると違って当然ですよね。
ですがほとんどのチーム・選手は、「能力やスキルを身につけること」に練習時間のほとんどを使っていて、「身につけた能力を発揮するスキルを磨くこと」にはほとんど時間をかけていないのです。
その原因としては、成果が目に見えにくいとか、成果が出るまでに時間がかかる、ということもありますが、単に技術が身につく=発揮できると勘違いしている場合がほとんどではないかと思います。
メンタルは習慣で作られる
メンタルに対して、生まれつきや遺伝だと勘違いしている人がいますが、メンタルはスキルであり、メンタルは習慣です。
思考習慣や行動習慣が、あなたのメンタルを作ります。スキルなので鍛えることもできるし、習慣なので変えることも可能です。
先ほど、「発揮するスキルを身につけるまでには時間がかかる」と言いましたが、それはなぜかというと、人があることを習慣化するまでには3ヶ月かかると言われているからです。
なぜ、発揮できないのか?
以前、LEADの女子チームで、他県のクラブチームと交流試合を行いました。
その時に感じた課題が、
「チームも個人も確実にレベルアップしている。でも、試合(大事な場面)で発揮する力が身についていない…」
ということでした。
これでは、せっかくの努力も親のサポートも、無駄になってしまう…
コーチ陣でミーティングし、なぜ発揮できないのか?話し合いました。
そのなかで課題としてあがってきたのが、練習中・練習前後・普段コミュニケーションをとっている中で見えてきた、選手の行動習慣についてです。
- 誰かが動くまで、動かない
- 行動が遅い
- 人に指示されてから動く
連続失点が起きた時、悪い流れを変えたい時、「なんとかしなきゃ」と思っていても、思っている間に試合がどんどん進み、負けてしまう。
そうではなくて、「なんとかしなきゃ」と思ったら、すぐに行動できる選手になってほしい。
誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分が変える。リーダーシップをとる。
そんな力を身につけるための訓練が必要です。
考える・決断する・行動する
さて、やることは決まりました。
コーチや親が「考えてあげる」「決めてあげる」「行動させる」のは、もうやめます!
選手に、考える習慣・決断する習慣・行動する習慣を身につけてもらいます!
最初は、どうしていいかわからないでしょう。失敗も怖いし、一人じゃ不安だと思いますが、そこは仲間と協力し合って、みんなで乗り越えてもらいます。
まずは「練習メニューを自分達で考えてみよう」という課題が出ました!
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先に決めたのは男子。
さっさと役割を決め、練習が始まりました。
男子に遅れること5分。
女子もようやく練習が始まりましたが、どう動いていいのかわからない様子。
口出ししたい気持ちをグッとこらえるコーチ(笑)
すぐに成果は出ませんし、少し時間はかかります。
でも、必ず試合や大事な場面で発揮されるはずです!
これはバレーだけでなく、
今後の人生において、困難を自分で乗り越える力
を身につける訓練です!!
「もう、部活もバレーも辞めよう…」と悩んでいた子が、なぜ強豪校進学を決意するまでに成長したのか?
LEAD中学生バレーボールスクールの詳細はこちらからご覧ください。