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前田幸介
あなたは、大会や練習試合などで結果的に負けた後、指導者や周りの人から
- エースが決めれないから負けたんだ!
- キャプテンが頼りないから負けるんだ!
- セッターのトスがよくないから負けた!
このようなことを言われたことはありませんか?
これは、チームの中心人物であればあるほど言われ続ける言葉だと思います。
この一言で思い悩んでしまうことや、さらに自分の思うようなプレーができなくなってしまう選手がすごく多くいます。
実際に僕自身も、小中高と指導者や周りの方から最後の最後まで言われてきました。
人は負けると、人のせいにしたがるし、自分のミスを隠そうとします。
このような状況になってしまった時、あなたがやるべき行動をご紹介します。
自分でとことん分析してみる
周りで試合を観戦している人は、特に勝ち負けの結果だけを単純に注視します。
そして負けた敗因は誰のせいかを探します。
ここで言いたいのは、この人たちは実際にプレーしておらず、場面場面でプレーしている選手の心境や考えがわかっていません。
なので、
「何であいつはあの場面であんなプレーをしたんだ!弱気な奴だ」
というように考えていきます。
ここで実際にプレーしている選手が、その言葉を聞き、
「僕のせいで負けた。僕はチームの足を引っ張っている…」
と考えて落ち込んでしまう選手がたくさんいますが、あなたのやるべきことはこれではありません。
あなたがやるべきことは、自分が選択したプレーについて自分なりに分析することです。
例えば、
「あの大事な場面、決めないといけないところで、力み過ぎてふかしてアウトにしてしまった。でも、あそこで仲間が必死につないでくれたボールを弱気になってフェイントしていたら、きっともっと後悔していたし、俺は逃げずに決めに行った。決めたかった。」
ここからが重要です。
「エースとして大事な場面で決め切らないといけない。何でふかしてしまったのか。熱くなりすぎて冷静にプレーできていなかった。ブロックアウトも狙えた。」
「よし!今後あのような場面がきたら、ただ力まかせに打つだけじゃなく、ブロックアウトやコース狙いなど何種類か決め球を作ろう!」
「もっと日頃の練習から危機感を持って一本一本練習しないと、本当のエースとは言えない!」
こんな感じで、自分のプレーを分析し、今の自分に足りないものや今後やるべき課題を再確認することが大切です。
ただ言われるがままで落ち込んで、モチベーションやプレーが下がっていく選手と、自分のプレーを分析し先を考える選手では圧倒的に差が開いていきます。
暇さえあればイメージトレーニングをする
これは僕の学生時代のことですが、もちろんテレビゲームもしていたし、友達と遊びにも行っていました。でも毎日バレーのイメージトレーニングだけは自然とやっていました。
しかも毎回自分が活躍しているイメージばかりです。負ける試合や調子が悪い試合をイメージしたことはありません。
このイメージトレーニングをやっていると、自分のプレーがイメージ通りに動くことがすごく増えるんです。その度に「あっ!デジャヴや」と自分はいつも思っていました。
この話を聞いて「幸介さん、何バカなこと言ってんの!そんなことあるわけないでしょ。」と思ったあなた、とりあえずイメージトレーニングを続けて行ってみてください。
デジャヴが起こりますよ!
同じミスをしてしまわない為、もうお前のせいで負けたと言わせないために、あなたのするべき行動は自分のプレーを分析することと、常にいろんな場面でのイメージトレーニングをしていくことです。
やってみる価値はあると思います。
トライしてみてください。それでは今日はこの辺で。