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前田幸介
僕がバレーをやっていて、一番楽しい~!と感じるポジションは『リベロ』です。
相手エースのスパイクを上げた時の快感!
サーブレシーブで、自分が仲間へ指示したことで守備と攻撃が成功したときのあの感覚!
・・・とにかくスパイクを決めるよりも気持ちがいいし、すごく好きなポジションです。
では、あなたが考える「リベロ」とは、どんな役割の人ですか?
- レシーブが一番上手な選手
- 動きが早い選手
- 身長が低い選手
このように考えるのではないでしょうか。
もちろん、このようなリベロは多いですし、身長の低い選手でも守備でチームの勝利に貢献できるところは、やりがいのあるところだと思います。
ですが、僕はリベロの役割はこれだけではないと思っています。
もしも今、あなたがリベロとして、チームのためにもっとできることはないか?と考えていたり、
楽しくないな、うまくいかないな・・・と悩んでいるとしたら、
今日のブログはきっとあなたが成長できるきっかけになると思います。
守備のリーダーとしての役割
僕が学生時代にリベロをやっていた時は、「守備のリーダーは自分だ」ということを常に頭に入れてプレーをしていました。
ですが、守備のリーダーとしての役割ってなんだ?と壁にぶつかったことがあります。
頭では守備のリーダーになるとは思ってはいたものの、どんなことをすればいいのかわからない。
「とにかく自分がチームで一番レシーブが上手で、どんな球もあげればいいよな」と考えたことはあります。
ですが、これは間違いだとすぐに気づきます。
それはなぜか。簡単です。
「レシーブが上手なリベロを狙わない」「リベロにボールを触らせない」
これは相手チームが当たり前のように考えることですし、僕が相手でも間違いなくそうすると思います。
では、守備のリーダーとして、他にどんな役割があるのか?
「リベロは守備のリーダーであり、チームの要。でも、相手は自分を狙ってこない。といことは、相手が狙ってくるコースは限られているな。」
ここに僕は気づくことができ、そこから考えをガラッと変えました。
狙ってくるコースがわかるなら、チームメイトにポジショニングの指示を出し、相手の狙いをコントロールすることができる。そうやって、自分のチーム全体の守備を安定させることに成功しました。
これはサーブレシーブだけでなく、ブロッカーとレシーバーの関係(トータルディフェンス)にも活かすことができます。
リベロとして、相手と駆け引きすることができるようになれば、リベロというポジションがこんなに楽しんだとわかります。
相手との駆け引きを楽しむ
僕は、スパイカー、セッター、リベロを経験してきましたが、どのポジションでも相手と駆け引きをするのがとても好きでした。
相手の考えていること、何がしたいかを予測・分析をしながら、相手と試合をしていました。
サーブレシーブで例えるなら、
- チームメイトのポジショニングの指示を出し、相手の狙いをコントロールして、自分の守備範囲に「わざと穴を作り」相手に打たせます。
- そうすれば、自分がサーブレシーブをする回数が増えます。
- この駆け引きが成功すれば、相手の精神的ダメージも大きいです。
このように、チームメイトだけではなく、相手のサーバーをもコントロールしようと僕は考えていました。
とにかく、第一に考えることは「あなたが守備のリーダーとして」自分だけではなく、チーム全体の守備がさらに安定するために、リベロとして何ができるのかを考え行動すること。
今回お伝えした、チームメイトへの指示は、リベロとして必ずやるべきことだと僕は考えていますし、それが守備のリーダーだと思います。
「あなたは仲間のために。仲間はあなたのために。」
これがいいチームです。
ぜひ、リベロとしてチームの要になって、リベロを楽しんでください!
それでは今日はこのへんで。