石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD
前田幸介
中学生は、6月の県大会予選で負けると引退になります。
また、県大会で3位以内に入れないと、7月で引退ということになります。
まだ時間があると考える人もいれば、もう2・3ヶ月で引退なんだと考える人もいるでしょう。
そんな中で、
- 最近、できてたプレーも上手くいかなくなった
- 何を直したらいいかわからない
- 試合が近いのに、モチベーションが上がらない
というように足踏みしている選手が多いように感じます。
こういう時、どんなに練習(数)をこなしても何も変化が起きないことのほうが多いです。
なぜなら、不安や疑問を抱えたまま、ただ時間が過ぎるのを待っているだけになっているからです。
スポーツに限らず何でもそうですが、成果を出すためには、目標を定めて、自分の課題を見つけ、意識しながら行動していかないと成長はしていきません。
なので今日は、中学生のよくある悩みの中から、
「最近プレーが上手くいかなくなった」
この悩みを解決するために、ぜひ今すぐ試してみてほしいことをご紹介します!
春高バレーでイメトレしよう
さきほども言いましたが、今までできていたプレーが上手くいかなくなった時、今までと同じことをただ練習(数)をこなしても、何も変化が起きないことのほうが多いです。
なので、何かしら「変化」を起こす必要があります。
そこでおすすめしたいのが、バレー動画を観てイメトレすることです!
バレーボールは地上波での放送がほぼないですし、最近では高校の大会も無観客開催なので、中学生にとってお手本になるような先輩選手のプレーを観る機会がほとんどなくなりました。
試合よりも、ハイキュー!を観ることのほうが多いみたいです。
暇な時間があれば、男子はゲーム、女子はTikTokやインスタ・・・
練習中はプレーが上手くいかないと悩んでいるのに、家に帰ってゲームやSNSで遊んでいたら、体育館に戻ったときにプレーが上手くいかないのは当然のことです。
そこで今回、スクールの中学3年生にある課題を出してみました。
それは、YouTubeで”春高バレー”と検索して、試合を観て分析し、気づきなどのレポートを提出してもらうことです。
意識が変わると、気づきも変わる
春高バレー開催中に観ていたときは、どっちの高校が勝つか「試合結果」にしか注目していなかったと思いますが、提出してもらったレポートをみて、みんなが良く分析できていることに僕はとても驚きました。
試合展開や各チームの攻め方、選手のプレーに関しての分析ができていて、目標とする選手のプレー分析、自分とは何が違うのか、今後の課題まで見つけることができた子もいて、かなりモチベーションも上がったと思います。
提出後の練習をみていると、みんなの意識も少しずつ変わってきて、真似して『やってみよう精神』が出てきています。
指導者から与えられた練習メニューをただこなすだけではなく、YouTubeなどでプレーの発想力を鍛えておくと、それが実際のプレーにもあらわれてきます!
選手たちにはこれからも、定期的に課題を出そうと思います。
ということで、
伸び悩んでいるあなたも、もう一度真剣に春高バレーをみて、自分なりの分析をしてみてください!
きっと何か発見がありますし、モチベーションも上がるはずです。
大事なのは、ただ観るだけではなく、試合展開の分析、プレーヤーの分析、自分の課題を見つけることです。
ぜひ、トライしてみてください。
それでは今日はこのへんで。