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前田幸介
今日は、オーバーハンドパスでよくありがちな、ちょっとした癖について解説します。
バレーボールで、主にオーバーパスを使う場面とは・・・
- チャンスボールをセッターに返すとき
- アタッカーにトスを上げるとき
- 乱れたボールを二段トスで修正するとき
この3つに共通していることは、
必ずといっていいほど、安定した返球が求められることです!
まずは上にあげることが大事なディグやレセプションと違って、
確実にセッターへ
確実にアタッカーへ
正確な返球が求められるプレーだからこそ、
フォームに変な癖がついていると、安定した返球はできなくなります。
手じゃなく身体でコントロールする
今回は、オーバーハンドパスをした直後のフォームに着目して解説します。
まずは、こちらのフォームから。
ボールを手の中に入れるところまではキレイなのですが、
ボールを上げる際(上げた後)に、手が交差してしまっているパターンです。
これでは、ボールを真っ直ぐ飛ばすことはできませんし、変な回転がかかる危険性があります。
次は、僕が『うさぎちゃんトス』と呼んでいるフォームです。
トスを上げる際(上げた後)に、手のひらが下向きになっています。
これも、本当に良く見かけますが、
手を下に向けると、縦にボールが回転してしまいますし、
ボールが伸びず、失速することが多くなります。
「遠くに飛ばそう」と思っている選手ほど、手が下向きになっているように思えますが、
トスは手であげるのではなく、膝や身体全体を使ってあげるもの!
手でコントロールしようとすると、変な動作が生じやすいので、
「身体でコントロールする」ことを意識することが大切です。
手のひらはアタッカーへ!
これが、真っ直ぐ飛ばすための基本のフォームです!
先ほどの画像と見比べてわかると思いますが、
手のひらは上げたい方向に向いています!
そして、相手からも、手のひらが見えるようになっています!
手のひらは、トスを上げる仲間に向ける
これが、ダブルコンタクト(ドリブル)の防止にもなりますので、
ぜひ皆さんも意識してみてください!
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