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前田幸介
あなたの理想とするプレーヤーに近づくため、チームが強くなるためには、
どんな行動が必要になると考えますか?
「先生(コーチ)のアドバイスを素直に聞き、真剣に練習すること」
と考えているのではないかと思います。
これは間違いではなく、成長するためにはもちろん必要なことです。
ただし、これだけで成長スピードが上がるか?といえば、「早くに限界が来る・・・」と僕は考えています。
やるのは自分自身
まずは、僕の学生時代の体験談を少しお話しします。
A君がセッターで、僕はスパイカーでした。
練習試合中に、なかなか回らないローテ(なかなか点数のとれない弱いローテーション)があり、何かを変えたいと考えた僕とA君は『時間差攻撃をやってみよう』と話をしました。
時間差攻撃は遊びで何度かやったこともあり、コンビ練習でもやっていた攻撃。なのでトスもバッチリでしたし、目の前には相手ブロッカーがいないフリーの状態で、僕は気持ちよくスパイクを決めることができました。
僕とA君は「おーーー!」と顔を見合わせ、喜びました。
でも、A君はあとで先生から激怒されたんだと、先日久しぶりに会ったA君から聞きました。
きっと先生の中には、いつまでにどんなチームに仕上げるか、どんな攻撃をするチームにするか、県大会までのプランがあったのだと、指導者になった今はわかります。
勝手に新しい攻撃をした僕らに対して「まだ早い!」ってことだったのでしょう。
僕らの行動は今でも正解だったと思いますし、先生の考えも指導者になった今は理解ができます。
その後、僕たちのチームはそんなに早くはなかったですが、時間差のあるコンビバレーをするようになっていきました。
自分の意志で動いた、その先にあるもの
自分で考えて行動してみることで、成功しても失敗したとしても、それは自信に繋がると僕は思います。
だから僕は、コーチから言われたことだけではなく、積極的にいろんなことにチャレンジしてきました。
それがもし失敗をして怒られたとしても、
失敗すると「これではうまくいかない」ことがわかり、次のプレーに繋がる。
結果的に、自分の成長・チームの成長にもつながります。
選択肢も増えるし、考える力・行動する力もつきます。
やるも、やらないも、決定権はあなたにある。
やれることが増えれば、さらに今よりもバレーボールが楽しくなります。
ぜひ、いろんなことにチャレンジしていきましょう!