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前田幸介
以前、強いスパイクを打つために高くジャンプする方法をご紹介しましたが、今日はその続き。
たとえ高くジャンプできても、空中姿勢が悪いのが原因で打点が下がっている選手が多いので、
自分の一番高い打点で力強いスパイクを打つコツをご紹介します。
「力まかせ」はNG!
スパイクを強く打ちたいと思ったとき、ほとんどの選手は「力」で打とうしますが、
打つ前から力が入るので、
- 体が縮こまる
- 肘が下がる
- 体の軸がブレる
- ジャンプ力も打点も下がる
また、無理な体勢で打とうするので、腰や肩のケガを引き起こす原因にもなります。
実は、スパイクは、ボールを打つ瞬間に力を入れることが大切で、
それは『左手の使い方』が大きく関係しています!
(左利きの場合は右手です。)
左手の理想的な使い方とは?
あなたはスパイクを打つとき、右手(利き手)に意識を集中していませんか?
僕がスパイクを打つとき意識するのは、左手(利き手の逆の手)です!
「左手はちゃんと上げているよ」と思っているかもしれませんが、こういったことはないですか?
左手を上げた時
- 左手が上がりきっていない
- 左手を上げた時、バンザイになっている
- 左手が変な方向に向いている
左手を下ろす時
- 左手を上げたまま打っている
- 左手を回しながら下ろしている
- 左手を右側に下ろしている
このような、左手の使い方をしている選手がたくさんいます。
今回はその中でもよくありがちな、
- 左手が上がりきっていない
- 左手を回しながら下ろしている
この2つの例を動画で紹介します。
左手が上がりきっていないと、体の軸がブレてしまい、強い球は打てません。
また、左手を回しながら下ろすと、体が開いてしまい、安定したスパイクが打てませんし、左肩が下がるため打点も下がります。
左手は、どのように上げるのが理想的か?
助走の入り方によりますが、僕は、基本的にボールに向かってあげることを教えています。
ボールに向かって左手を上げれば、体の軸はブレませんし、前でボールを捉えることができます。
また、「ボールに向かって」というのは、一つの「目標」になります。
目標があるからこそ、上げようという意識が継続します。
ただ「左手を上げよう」と言っても、どこに向かって上げればいいのか分からない状態では、意識は継続ないですからね。
左手を下ろす時は、手を真っ直ぐ、脇を締めるように下ろすことを意識しましょう。
左手を真っ直ぐ下ろすと、軸がブレず、身体全体を使うことができるので、力強いスパイクを打つことができます。
もう一つ、動画をご覧ください。
見ていただくと分かるように、
左手の使い方が違うだけで、体の軸が安定し、スムーズに力強いスイングができていますよね!
ぜひ、左手に意識して、練習してみましょう!
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