平日練習2h・週休2日制の部活動ガイドラインが子どもたちに与える影響とは?

石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD

メンタルコーチ 前田佳奈

 

2018年3月、スポーツ庁は学校における部活動について、「運動部活動ガイドライン」を発表し、その改革に踏み切りました。

このガイドラインは、子供たちにとってより良い環境での部活動の実施を目指して作られたものです。

 

一番大きな改革といえば、休養日についてですね。

 

  • 学期中は週2日以上の休養日を設ける
  • 夏休みなどの長期休業中は、部活動以外にも多様な活動ができるよう、ある程度の長期休養期間(オフシーズン)を設ける
  • 1日の練習時間は平日2時間休日3時間程度とする

 

しかし、これによって、現場はざわつきましたね。

部活動顧問・生徒・親からは、こんな不安な声が聞こえてきました。

 

「強くなるためには、練習時間が足りない!」

「休みが増えたら、弱くなってしまう。」

「こんなルールでは勝てない!何か抜け道を考えなくては・・・」

 

そういう不安が込み上げてくるのは自然のことだと思いますが、ルールはルール。

いつまでも、ボヤいているわけにはいきません。

 

平成が令和に変わったように、今こそ、時代に合った部活動を模索する時です!

 

 

なぜ、休養日が増えた?


スポーツ庁の研究では、

活動時間が週16時間を超えると、スポーツ障害燃え尽き症候群が多くなる

というデータがでています。

 

たしかに、、、

疲労が蓄積したまま翌日の部活をむかえていた記憶がありますし、

もともとバレーが好きだったのに、途中で辞めていった友達もたくさんいました。

 

休養日が増えたのは、子供たちの身体や心を考えてのこと!

さらには、教師の負担軽減も考えてのことでしょう。

 

心も身体も大きく成長する学生時代。

 

勉強にあてる時間、家族との時間、趣味にあてる時間、地域との交流・・・

彼らにとって、そういうさまざまな時間が大切だと思います。

 

 

本当に勝てないのか?


さて、ここで一つ質問です!

 

1回2〜3時間の練習・週休2日では、本当に「勝てない」と思いますか?

 

「勝てない」と答えたあなたにさらにお聞きします。

 

やってみました?

 

もし、実践もせずに「勝てない」と言っているのだとしたら、戦う前から負けを認めているのと同じことですよ?

 

 

以前、ビジネスコラムを読んでいた時に、ある記事が目にとまりました。

 

それは、2018年12月末、全国高校ラグビー大会に3年ぶり5回目の出場を果たした強豪校、静岡聖光学院高等学校ラグビー部のみなさんの記事です。

 

なんと彼らの部活時間は火・木・土の週3回。しかも練習時間は60〜90分

週4回は休養日という、強豪校のイメージを180度変える「時短部活」だというのです!

 

限られた時間の中で、どれだけ効率的に練習できるかどうかを考えて、そのために何ができるかを部員全員で話し合い、いろいろと試す。

練習内容も部員主導で、「こういう練習をさせてください」という意見に対して、監督から反対されることもなかったと書かれていました。

 

「練習では、とにかく効率的にやるのを徹底しています。60分ってあっという間ですけど、それこそ61分やったら倒れるくらいの密度で練習するんです。

ホームルームが終わったら、ダッシュで着替えてダッシュでグラウンドに行って、10分でも15分でも長く自主練習して。それで、全体練習の冒頭5分で映像を観て、その日にどんな練習を行うのか、どう対策を取るか、短時間で把握できるようにしています。映像の内容は、自分たちの課題や練習、次に対戦する相手の分析など、どんな映像を観るかはアナリスト担当が監督やコーチと話し合って決めています。

また、練習の合間にも、給水のところまでダッシュで行き、そこでもミーティングをするようにしていて、水を飲みながら、直前にやった練習の反省点や振り返り、次にやる練習のポイントなどを話し合います。」

 

そのほかにも、

  • キャプテンなどの役職以外にも、「こういう役職があったほうがいいんじゃないか」とみんなで話し合い、一人一人が必ず何かのリーダーになっている。
    (給水ボトルリーダーやボールリーダーなど)

  • 昼休みに選手で集まって、昼食をとりながらミーティングを行ったり、通常練習では観られないような長い映像を観ながら、相手の分析をしたり戦略を立てている。

  • 休養日の自主練はそれぞれ。ウェイトトレーニングする人もいれば、週4日全部勉強にあてる人もいるが、それで怠けているとは思われない。あくまで一番は勉強で部活は二の次。

 

さらには、部活動ガイドラインが発表される7年前から「時短部活」に取り組んでいる、広島県の安芸南高校サッカー部へ、リーダー6名で視察に行ったというのです。しかも自腹で!

 

それだけではありません!

限られた時間のなかで成果を出している学校を集め、そのノウハウを共有する「効率性・主体性部活動サミット」を企画し、クラウドファンディングで資金を集め開催したというのです!!

 

 

私はこの記事を読んで、「できないこと」なんてないんだな〜と気づかされました。

「やっていない」だけなんだと。。。

 

 

量より「質」の追求


部活動ガイドラインに、マイナスイメージをもっている人は多いですし、

ルールの抜け道を考えている人もいるようですが、

私はとても良い取り組みだと思っています。

 

なぜなら、「やらされ感」や「義務感」ほど、効率の悪いものはないからです!

 

 

部活動などスポーツを通して、

『限られた時間の中で、最大の成果を上げる!』

この経験こそが、子どもたちが大人になった時に、とても役立つものだと思います。

 

人生において「時間」は限られています。過ぎた時間が戻ってくることもありません。

 

だからこそ、量より「質」の追求が大切だと思います。

 

 

私たちLEADのバレーボールスクールでも、「練習の質」の向上に特に力を注いできました!

ムダを省き、より効果の出る練習や取り組みを実践する。

 

そうしたトライ&エラーを繰り返しながら、成長しています!

 

 

子どもたちに対しても、

自主性を尊重し、自律を育むことを大切に関わっていきたいです。

 

 

 

 

PS.きのうで「平成」が終わり、「令和」時代が始まりました!

昭和63年生まれの私は、平成のほとんどを体育館で過ごし、令和も体育館で過ごすでしょう。笑

 

バレーボールを通して得たものは、私の人生を充実させてくれています!^^

 

 

 


 

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