石川県/バレーボール教室/LEAD
前田幸介です!
リードブロックでは、ブロッカーは相手を見る際に
ボール → セッター → ボール → アタッカー
というような目の動かし方(見方)をすると良いと言われています。
最後はボールではなく、アタッカーを見て手をだす
ということが大事になるですが、実はこの目の動かし方は、ディガーも同じです!
ボールはあまり見ない!?
みなさんは、ディグをするときに、
必死にボールを見ていないでしょうか?
上手なディガーは、実は、ボールばかり見ているのではなく、
ほとんど、アタッカーのフォームしか見ていません。
アタッカーを見れば、ボールは視界に入っていますし、
上がったトスと、アタッカーの打ち方や体勢で、ボールが来る位置を判断することができます。
ボールしか見ていない人にありがちなのが、
- トスがアンテナより長いのに、ストレートコースに位置取りをしている
- トスが乱れて、アタッカーのフォームも崩れているのに、強打に構えている
- フェイントに対しての動き出しが遅い
- 軟打と強打の判断ができない
つまり、「トータルディフェンスができていない」ということになります。
※トータルディフェンスとは、ブロッカーとディガーが連携してボールを処理することをいいます。
ディグが上がらない選手に対して、
「なんでそんな位置にいるんだ?」
「見てたら分かるだろ!」
「なんでわからないんだ?」
スピードが足りないのかな?
頭が悪いのかな?
構え方が原因かな?
フォーメーションを変えてみようかな?
などと、頭を抱えている指導者も多いですが、
ディグが上がらない選手のほとんどは『ボールしか見ていない』ように思います。
上手いディガーの見方
上手いディガーは、プレー中に何を見ているかというと、
最初に言ったとおり、
ボール → セッター → ボール → アタッカー
という見方をしています。
イメージしやすいように、もう少し、詳しく説明しますね!
①ファーストレシーブの返球を見る(ボール)
↓
②セッターを見る(セッター)
↓
③トスを見て、位置取りを行う(ボール)
↓
④アタッカーのフォームを見る(アタッカー)
↓
⑤位置取りを調整する
このような見方をすることで、
トスやアタッカーのフォームを見て、位置取りをすることができるので、
『トータルディフェンスができる』ということになります。
トータルディフェンスができれば、
ディグが上がる確率は、格段に上がります。
ブロッカーは見なくていいの?と思った人がいるかもしれませんが、
ブロッカーも視界にはちゃんと入っていますし、
トータルディフェンスをしている時点で、
すでにチームの決め事として、ブロッカーとディガーの連携ができているはずです。
まずは、やってみる
みなさんの中には、
「ボールから目を離すことが恐い」と思う人もいるかもいれませんが、
それは最初だけです!
セッターを見るときも、アタッカーを見るときも、
ボールは視界に入っていますし、
意識してできるようになると、
面白いように相手アタッカーがやりたいことが見えてきます!
なかなかできない人は、
「トスが上がったらアタッカー!」
まずは、ここからトライしてみてください!
なお、こちらの記事も読んでみてください!
ディガーの上達法について、とても重要な内容になっています。
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