石川県/LEAD/スポーツメンタルコーチ
前田佳奈です!
コーチングって何?と尋ねられることが多いのですが、
簡単に言うと、「質問をすることで、相手の内側から答えを引き出すこと」を言います。
「答え」と書きましたが、具体的には、
やる気・行動・自主性・アイディア・能力・可能性など、様々です。
コーチングは「目標」があるのが前提なので、
その目標を達成するために「何ができるのか」「どんな方法があるのか?」を問いかけ、
目の前の行動を引き出していきます。
目標達成のために1番大切なのは?
ここで、1つ質問です。
あなたは、目標を達成するために一番大切なことは、何だと思いますか?
これは、子どもたちにもよくする質問です。
多いのは「明確な目標」や「強い想い」という答え。
もちろん、この2つも目標を達成する上で大切ですが、
1番大切なのは、なんといっても『行動』です!
明確な目標があっても、
強い気持ちがあっても、
行動がともなっていなければ、何の変化もありません。
逆に言うと、
曖昧な目標であっても、初めは気持ちがのらなくても、
行動していくうちに目標が明確になり、気持ちが強くなる、ということもあります。
では、今日のタイトル「子どもの行動を引き出す言葉」ですが、
どんな言葉が思い浮かびますか?
あなたはやればできる!
今やらないと後悔するのは自分だよ!
でしょうか。
それとも、
口じゃなくて、手を動かしなさい!でしょうか。
どの言葉も、子どもの為を想って言った言葉であれば、OKだと思いますが、
私がコーチングをする上で意識して使うのは、たったの4文字!!
『ほかには?』という言葉です!
「ほかには?」は新しいアイディアを生みだす!
子どもたちの行動を引き出したいとき、その子の目標に応じて、いろんな質問をします。
例えば、ある大会で優勝を目指している子がいるとしたら、
「優勝するために、今できること、やりたいことは何?」
『〇〇を頑張りたいです!』
「ほかには?」
『〇〇を意識しようと思います』
「いいねぇ!ほかには?」
『え~っと、〇〇も頑張ればできるかなぁ』
「それもいいね!ほかにもある?」
『ん~っと、、、あ!〇〇もやってみたいです』
このように、2,3回聞いていきます。
上の例では、行動を4つも引き出せたことになりますよね!!
人が何か問題にあたった時、目標に対してやる気が下がっている時というのは、
選択肢がないか、選べない場合がほとんど。
「ほかには?」という質問は、新しいアイディアを生みだし、選択肢を増やしていきます。
繰りかえし聞いていくと、「え~?わからない」と言うこともありますが、
そこから絞りだした答えが、実はとても大切なことだったり、
本当に、自分がやりたいことだったりするのです!
誰かに言われてからやらされるのではなく、
自分が出した答えに対して行動していくので、やる気も出る!
まさに、一石二鳥ですね!!
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