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メンタルコーチ 前田佳奈
強いチームに共通していることがあります。
それは「美意識」の高さです。
玄関やトイレがキレイなこと。用具庫がキレイなこと。
廊下にゴミが落ちていないこと。整理整頓されていること。
すれ違う選手達の清々しい挨拶。
同じ空間にいる自分まで背筋が伸びます。
知らない子であっても、思わず「頑張ってね!」と言いたくなるほど、気持ちのいい時間です。
強い組織はキレイ好き
私がまだ高校生だった頃、監督によく聞かされていた話があります。
それは、全国優勝した時の先輩達の話です。
「(監督が)何も言わなくても、いつも学校中の掃除をしていた。玄関やトイレ、トレーニング場。しかも、上級生が率先してやっていた。最後は願掛けのようなものだったのかもしれないが、その先輩達は本当に全国優勝を果たした。」
「美意識」に対して本当に厳しい先生で、用具庫が汚いと注意された日は、練習時間のすべてを掃除に使います。
そんな組織で育つと、自然と意識が変わっていきます。
私たちバス通学の生徒にとって、バス停から学校までの道のりは「ゴミ拾いの時間」です。
玄関やトイレ、トレーニング場もいつもキレイにしていましたし、部室はゴミ一つ落ちていません。遠征に使うバスも毎週キレイに掃除していました。
遠征先で整理整頓のできないチームを見た時には、「こんな美意識の低いチームに負けてたまるか!」と、戦う原動力にまでなったくらいです。
目配り・気配り・勇気
なぜ、美意識の高さが強さに関係するかというと、「気づく力」がつくからだと私は思います。
空き缶が落ちていても、気づく人と気づかない人がいます。
みんなが通る体育館の入り口に大きなゴミが落ちていても、それが目に入る人と、全く目に入らない人がいるのです。
そうした事に目配り・気配りができる選手になると、コート上でのパスの精度や仲間への指示、相手の弱点をつくプレーなどにも表れます。
- 決まりだから
- 怒られるから
- 誰かが見ているから
こうした理由で行動している人は、どこかで必ずボロがでます。
中高生の場合、最初はそういう行動をすることが「恥ずかしい」と思えるかもしれません。でもそのうち、見て見ぬふりをすることのほうが恥ずかしいことだと気づきます。
「美意識」を高めよう!
夫で代表の幸介コーチは、美意識にとても強いこだわりがあります。
それはPFUブルーキャッツのコーチ時代に、当時監督であった寺廻太さんから強い影響を受けたのだと話していました。
コーチ自ら身体を鍛える。服装や姿勢を正す。髪をセットする。爪を切る。
女性の私であれば、体育館にノーメイクで行くことはありません。
さて、今日の話はいかがでしたでしょうか?
あなたはどうですか?
スポーツマンの美意識アップポイント(例)
- 立ち止まって、相手を見て、元気に挨拶をする
- 身の回りを整理整頓する
- 寝ぐせを直す
- 爪をきれいにする
- シューズを大事に扱う(練習後は紐をほどく、かかとを踏まない、天日干しする等)
- 使った用具を整頓する
- 用具庫を掃除する
- 玄関やトイレを掃除する
- 落ちているゴミを拾う
- 部屋をキレイにする
- 家をキレイにする(親の手伝いをする)
- その他
意識が変われば、プレー(パフォーマンス)が変わります!
「上手になりたい」「強くなりたい」と思ったら、ぜひ美意識を高めてみてください!
それでは今日はこのへんで。
「もう、部活もバレーも辞めよう…」と悩んでいた子が、なぜ強豪校進学を決意するまでに成長したのか?
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