石川県/LEAD/バレーボールスクール/バレーボールクラブ
前田幸介
バレーボールは相手のコートにボールを落とすか、相手のミスで点数をとる球技です。
そして、一般的に注目されるのが「エース」という、攻撃の絶対的存在であるアタッカーです。
あなたのチームにもエースはいると思います。
もしかしたらあなたがエースかもしれません。
では、絶対的な存在を放つエースとはどんなエースなのか。
- スパイク専門で、とにかくスパイクが強い選手
- スパイクミスがなく、安定している選手
- 守備も上手で、スパイクも決めるオールラウンダー
この中で、あなたの理想のエースはどれが当てはまりますか?
もしくはあなたの身近にいるエースはどれが当てはまりますか?
確かにこの3つはどれもエースと呼んでいいと思いますが、僕が考える「エース」とは、3つ目のプレーヤーです。
それは絶対的な存在感が必要だからです。
簡単にいうと「一人で戦況を変えられる存在」がエースだと僕は考えています。
エースの資格
これはあくまで僕の考えですが、
エースとは「自分でレシーブしてスパイクを決める」ことを簡単にやってのける選手。後衛に下がってもレシーブの中心になれる選手であると僕は考えます。
「とにかく俺に繋いでくれれば決めるから」「サーブレシーブは苦手だからスパイクだけに専念させて」と言っている選手がたくさんいますが、例えすごいスパイクを打てたとしても「エース」とは言えない。
なぜなら、自分のことしか考えていないからです。
この様なスパイカーに共通するのが、スパイクが決まらないとトスのせいにしたり、周りのせいにしたりする。
もしあなたが
- エースになってチームを引っ張りたい!
- 私しか打てる人がいない
- 僕がこのチームのエースだ!
この様な思いを持っていたり、現状を抱えているのなら、スパイクの技術を向上させると共に、もしくはそれ以上に守備力をあげることが大切です。
エースがもたらすチームの変化
この絶対的エースがチームにいると、どの様な効果をチームにもたらすでしょうか。
チームが一致団結しやすくなり、とにかくみんなで頑張ってボールを繋ぎ、「〇〇が気持ちよく打てるように繋ごう!」というようになりますし、「最後は絶対〇〇で勝負する」と、セッターやチーム全員の思いが同じになります。
逆に、スパイクしか打てないエースだと、
スパイクが決まらなくなってくるとチームが分裂しやすくなる。そしてコートの中で選手同士が声を掛け合うことがなくなったり、目と目が合わなくなり試合の流れを掴めない展開を多く作ってしまいます。
もし、あなたがこれからエースを目指すのであればスパイクだけではなく守備もしっかり練習し、チームの絶対的なエースを目指してください。
あなた自身が成長すれば、チーム力はぐんと上がります。
思い切ってトライしてみてください。
そんなあなたを僕は応援しています。
それでは今日はこのへんで。
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