石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD
前田幸介
今日のブログは、先日のスクールで選手の成長がすごく感じられた練習メニューがあったので、ご紹介したいと思います。
インプットとアウトプット
もし、あなたが今伸び悩んでいるのだとしたら、もしかするとインプットだけで止まっているのかもしれません。
いろんな技術や知識をコーチから教わって練習しているが、
- 理解したつもりになっている(が理解できていない)
- 頭ではわかっていても実践できていない
- その場しのぎになっている(応用が利かない)
このように、学んだことを発揮すること(アウトプット)ができていない選手というのは本当に多いと感じます。
アウトプットは決して実際にプレーすることだけではありません。
他人に教えることもアウトプットになります!
他人に教えることができないのであれば、学んだプレーがまだ自分のものになっていないということ。普段からもっと考えてプレーしないといけません。
中学生がコーチの日!
LEADの月曜スクールは、通常コート2面で行っています。
片面は小学生スクール、もう片面は中学生スクールという形で別々に行っているのですが、この日の練習では、オールコート(全面)にネットを一つ立てて、合同練習を行いました。
その目的は「中学生が小学生のコーチになって教える」というテーマで行うためです。中学生が日頃から何を考えてプレーしているのか、小学生にわかるように教えることで再認識してほしくて、中学生がコーチをする練習に切り替えました。
実際の練習では・・・
中学生は、いつもは少し消極的な子も小学生によく声をかけて教えているし、いつも教わっていることを小学生がわかる言葉で伝えようと努力している姿が見えました!
小学生も、いつも教えてくれるコーチではなく、中学生のお兄ちゃんお姉ちゃんに教えてもらうことで、いつもと違った環境&言葉かけなので、とても真剣な表情で練習していました!
練習後、感想を聞くと・・・
中学生は「自分のプレーの振り返りになって良かった!」「小学生にわかる言葉で教えるのが難しかった」と言っていました。
小学生は「楽しかった!」「アンダーはこうやって・・・、オーバーはこうやって・・・」と身振り手振りで教わったことをお母さんに伝えていました。
他人に教える=アウトプットする機会をつくったことで、何か少し殻が破けたように感じます。消極的だった子も積極性が見えてきましたし、レシーブもスパイクも、急に上達した選手が何人もいました。
「自分がしっかりお手本にならなきゃ!」という考えで行動し、責任感も出てくるので、「コーチの日」は本当におすすめです。
ぜひあなたも、チームメイトや後輩に教えるアウトプットをやってみてください。自分のプレーや知識の振り返りになりますよ!
それでは、今日はこのへんで。