石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD
メンタルコーチ 前田佳奈
突然ですが、スクールの帰り道、お子さんと車内でどんな会話をしていますか?
- 練習楽しかった?とだけ聞く
- 特に会話はない。
- バレー経験がないから、聞いてもわからないし…
もしもこのような時間の使い方をしていたとしたら、すごくもったいないです!
せっかくの上達するチャンスを逃しているかもしれません!
人は忘れる生き物です…
人の脳というのは、物事を忘れるようにできています。
人は一度学習したことを、20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れ、1日後には74%忘れるそうです。
(※ドイツの心理学者「エビングハウスの忘却曲線」より)
練習中は課題に真剣に取り組んでいても、練習が終わって家に帰って、スマホやテレビ&寝て起きたら、自分の課題やもらったアドバイスなんてものは、ほとんど忘れてしまうということですね。。。
では、忘れないための対処法は何か。
それは『繰り返し学習すること』で脳自体を鍛えることです!
繰り返し学習といっても、家でバレーの練習はできないので「親子の振り返りタイム」をオススメしたいと思います。
練習後の”振り返り”でレベルアップ
実は私たち(私と幸介さん)、2016年9月8日にバレースクールを始めた日から、一度も”振り返り”を欠かしたことはありません。
練習帰りの車内で、その日の練習はどうだったか?必ず振り返ります。
- 今日の練習はどうだったか?
- タイムスケジュール・練習メニューは良かったか?
- 参加したメンバー全員が満足いく練習だったか?
- 選手一人ひとりの状態はどうだったか?
- 改善できる部分は何か?
- 次回の練習で試してみたいことは?
そんなことを話しながら帰宅します。
別々の車で練習に向かった時は、電話をつないで、振り返りをしながら帰ります。
これを1日たりとも欠かさず続けてきた結果、スクールの内容は毎回良くなっていると実感していますし、参加人数が多くても、レベルの違うメンバーが集まっても、慌てることなく、いろんなシチュエーションに対応できるようになりました。
こんな話をすると、仲の良い夫婦だな~と思われるかもしれませんが、振り返り”バトル”になることもありますよ(笑)
キャプテン気質が強いので、納得いかない練習をそのままにしたくない、前進しないのが嫌なんです。
それに、貴重なお金と時間を使って通ってくれている皆さんへの責任だと思っています。
今まで何度も、親が迎えに来れない生徒を家まで送っていたことがありますが、必然的に私たちの”振り返りタイム”に巻き込まれるので、その子達の成長スピードはすごく早かったです!
親子の振り返りのやり方!
そうは言っても、振り返りってどんなことを聞けばいいのかわからない方も多いと思います。
いらないことを言うと、子供の機嫌を損ねてしまうこともありますからね。
ということで、ポイントをまとめてみました!
①「今日の練習うまくいった?」
この質問のポイントは、「どうだった?」と聞くのではなく、「うまくいった?」と聞くところです。
どうだったかを聞くと『楽しかった』という漠然とした感想が返ってくる可能性が高いからです。
どこがうまくいったのか、何を意識したらうまくいったのか、そういうことを聞いてあげるとgoodです!
②コーチからどんなアドバイスがあった?
私たちのスクールでは、毎回の練習で必ず全員の生徒にアドバイスすることをコーチ間で決めています。
なので、どんなアドバイスがあったか?ぜひ聞いてみてください。
具体的に答えることができたら、ちゃんと理解できているということ!
アドバイスの内容をうまく説明できていなかったら、次の練習でコーチに質問するよう伝えてほしいと思います。
③プレーのアドバイスはしなくてOK
「自分はバレー経験がないから…」と言われる方もいらっしゃいますが、プレーのアドバイスはしなくて大丈夫です。
ティーチングの場合、経験値や知識量が必要になりますが、コーチング(質問)の場合は不要です!
答えがわからない時は、一緒に選択肢を考えてみる。そんな感じでOKです!
親子の会話は減っていく…
中学生くらいになると、反抗期も始まって、なかなか話してくれないこともあると思います。
家族で過ごす時間はどんどん減って、スマホでやりとりすることも増えていくのではないでしょうか。
高校生になれば、親子で共有することも少なくなりますし、高校卒業後は家を離れるかもしれませんよね?
スクールに通っている期間、振り返りタイムを利用して、親子でたくさん共有してほしいと思います!
もし時間があれば、少しの時間でもいいので、プレーしているところを観てあげてください^^
それでは、今後ともよろしくお願いいたします!