石川県/バレーボール教室/LEAD
前田幸介です。
みなさんは、トータルディフェンスをご存じでしょうか?
ご存じの方もいると思いますが、
トータルディフェンスというのは、ブロックとフロアディフェンス(ディグ)が連携してボールを処理することをいいます。
簡単に説明しますと、
ブロッカーがストレートコースを閉め、クロスに打たせる。
そして、打たせたコースにディガーを配置する。
といったことがトータルディフェンスにあたります。
また、ブロッカーがワンタッチを取ってからディガーがボールを処理することもそれにあたります。
ですが、LEADでは、トータルディフェンスをする前に、
まずはディガーの位置取りを重点的に教えています。
ディガーの位置取りとは?
まず、ディグというのは、相手が打ったボールを上げることを言います。
ディグをするために必要なことは?
- ブロッカーとディガーの関係(トータルディフェンス)
- 上にあげるための形
- 打たれたコースに入る
この3つが必要となります。
ですが、実際に、小中学生でトータルディフェンスができるほど、
ブロッカーに高さやスキルがあるチームはどれくらいあるでしょうか。
逆に、ブロックの上から打てる大エースが何人いるのか。
このような事を考えると、下手にトータルディフェンスにこだわるよりも、
もう一度基礎にもどり、位置取りを行うことが重要だと僕は考えます。
その位置取りというのは、肩から上がアウトになる位置に構えることです。
これは簡単そうに思えても、やってみると結構難しいです。
ですが、ものすごく重要です!
コースの消去法とは?
先ほどもお話しましたが、
ブロックの上からたたきつけるスパイカーが少ないということは、
長いコースを打つ選手が多いということになります。
これを踏まえて、上記の位置取り(肩から上がアウトになる位置に構えること)を行うと、
守備範囲を2つに絞ることができます。
肩から上はアウトなので、レフト側のディガーは自分からみて右側と前だけ。
ライト側のディガーは左側と前だけになります。
要するに、ディグというのは、位置取りによるコースの消去法が必要です。
また、我慢させることも必要です。
打たれる前に予測し、勝手に動いてしまう子がいます。
これをしてしまうと、2択だったものが増えてしまいます。
なぜなら、守備範囲を自分で大きくしてしまうからです。
ですから、我慢し、位置取りすることが重要となります。
これを、チームの決めごとで身につけることができれば、
ディグがあがる確率は格段に上がります!
実際に、この練習を徹底した結果、
ほんの1ヶ月ほどで、スクール生の練習や試合でディグがあがる回数がすごく増えました!!
明日あさっては、中学生のブロック大会が行われます。
練習の成果を発揮し、活躍してくれることを期待します!
◆「もう部活もバレーも辞めよう…」と悩んでいた子が、なぜ強豪校進学を決意するまでに成長したのか?
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