石川県/バレーボールクラブ/バレーボールスクール/LEAD
前田幸介
LEADでは、レセプションやディグなどの“1本目のプレー”をまずは重点的に練習しています。
その成果が出てきたようで、最近のスクールでは、1本ではなかなかボールが落ちなくなってきました。
ですが、2本目の繋ぎがうまくいかずに、ミスに繋がってしまうことがあります。
そこで今日は「オーバーの2段トスをアンテナまで伸ばすコツ」について解説していきます!
2段トスは何に意識を集中すべきか?
あなたは、オーバーで2段トスをあげる際に何を意識していますか?
- とにかく繋ぐことだけ考えている
- とにかく遠くに飛ばそう
- とにかく高くあげよう
おそらく、この「とにかく・・・」が多いのではないでしょうか。
僕は、とにかく=がむしゃら(意識できていない状態)だと思っています。
LEADで意識しているのは、この5つ!
- あごを引いて、目だけでボールを見る
- ボールの下に早る
- 右足のつま先をあげたい方向に向ける
- 動きながらではなく、止まってあげる
- 手や腕だけでなく、膝を使う(フォローにいく)
一度にすべて意識するのは難しいと思いますので、この中でも特に重要な、
- あごを引いて、目だけでボールを見る を徹底しています。
なぜ、あごを引いて、目だけでボールを見ることが重要か?
あご(顔)を上げてボールを見ると、確かにボールは見やすいのですが、
次のようなことが起こります。
- ボールの下に入りきれず、おでこで(前でボールを)捉えることができない
- 手や腕だけで上げようとするため、ボールが失速し、遠くに飛ばない
- 手や腕だけで上げようとするため、トスがぶれる
- 正確な位置がわからず、勘で上げる
- スパイカーを見ようとすると、目線の上下が生じ、トスがぶれる
- ボールしか見えていないため、他のプレーヤーとぶつかりやすい
あごを上げてボールを見ることで、こんなにも多くの“ミスの原因”があります!
ミスどころか、ケガに繋がることも考えられますよね?
何度も言いますが、安定した2段トスを上げるためには、
「あごを引いて、目だけでボールを見る」ことがとても重要なのです!
【動画解説】
では実際に、僕が2段トスを上げている動画を載せますので、
あごの位置、目の動きに注目して、よ~く見てください!
①あごを上げてボールを見ている2段トス
見ていただいてわかると思いますが、
あごを上げてボールを見ていると、遠くに飛ばそうをすればするほど、身体は後ろにいきます。
そのため、ボールは失速しますし、
正確な方向がわからずに、勘や感覚だけで上げてしまい、トスは安定しないでしょう。
では、こちらはどうでしょうか!
②あごを引いて、目だけでボールを見ている2段トス
最初からあごを引いて、目だけでボールを見ているので、
ボールが手に入る時も、あごを引いた状態ですね!
おでこで捉えると、身体全体をうまく使うことができるので、ボールも飛びますし、
安定したトスにもつながります!
バレーボールは、
ボールを見て、スピードや変化を、いかにコントロールできるかどうか
が重要なスポーツです。
ぜひ、あなたも「目だけでボールを見る」ということをすべてのプレーで意識してみてください!
そうすればきっと、ボールを見る感覚や視野、そしてプレーの幅が広がりますよ!
それでは!
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