石川県/バレーボールスクール/バレーボールクラブ/LEAD
メンタルコーチ 前田佳奈
突然ですがあなたは、コロナ自粛が子どもたちに与えた「メリット」について、考えたことはありますか?
コロナの話になると、どうしてもマイナス(欠点・デメリット)ばかりに目を向けがちだと思いますが・・・
どんな状況下においても、プラス(利点・メリット)はあるものです。
モノの見方や考え方を変えてみると、メリットはたくさん見えてきます!
デメリットばかりに目を向けていると・・・
昨年からの感染対策や活動自粛によって、子どもたちの練習時間は短くなりました。
おそらく部活動などでも、遠征や合宿が減り、試合数が減り、練習時間も短くなったのではないかと思います。
この状況に対して、デメリットに目を向けると、
- 練習時間が足りない
- 大会がない
- 今まで何のために頑張ってきたんだー!!怒
みたいになると思いますが、そんなことを言っても状況は改善しないですよね。
なかには、それでも練習がやりたいと、ルールを破ってまでこっそり練習しているチームもあるようですが・・・
これから社会に出る子どもたちには、まずは決められたルールの中でベストを尽くす力を身につけてほしいと思います!
自らルールを作ったり、ある意味ルールを破って行動するのは、それができてからかなと。
少し話がずれましたが、
悪い点や欠点ばかり気にしていると、今後もいろいろな場面で、悪い点や欠点を見つけるクセがついてしまいます。
それなら、メリットに目を向けたほうがいいと思いませんか?
コロナ自粛で子どもたちの「時間」が変わった!
LEADのバレーボールスクールは基本的には夜の時間帯の練習が多く、保護者送迎のもと生徒は練習に来ます。
そのため、練習時間に間に合う子もいれば、遅れて参加する子もいます。
スクールでは、開始時間に遅れることに関しては特に何も言いませんが、
「限られた時間を大切にすること」「周囲(親や仲間)への感謝」
については、口酸っぱく伝えます。
それでも今までは、
- 開始時間を過ぎているのに、ゆっくり歩いてくる子
- 仲間が準備をしているのに、トイレに行ったり、自分の準備ばかりしている子
- 毎回のように、開始時間ちょうどに来る子
など、みんなの時間に対する価値観が気になっていました。
練習時間を大切にしている子は、体育館には走って入ってきますし、さっさと準備を済ませ、人より早くボールを触ります。
遅れてきた時は「準備ありがと~」と仲間に声をかけます。
こういうことって、しつこく言って聞かせることでもないと思うので、何か意識が変わらないかな~と思っていました。
そんなところにやってきたコロナ。
練習ができない。練習時間が短い。でも上手くなりたい!
時間を大切にしよう!!
という感じですかね^^
私たちコーチは、練習時間の30分前には会場につくようにしていますが、到着後ぞろぞろと集まってくる生徒たち。
さっさとトイレを済ませ、ダラダラせずに、役割分担しながら準備をすすめています。
10分前に着いた生徒は、小走りで体育館に入ってきます。
こんなこと当たり前だと思うかもしれませんが、自発的に変わったことが私は嬉しいです。
時間の価値観が変わると、自然と練習に対する集中力も変わります。
コロナで鍛えられた能力
今回の自粛期間に気づいたことは、練習時間が短くなっているにもかかわらず、みんなが上達していること。
そして、スクールの練習の質がまた一段上がったことです。
限られた時間、与えられた環境で、より良い成果を生み出す。
それが今の社会に求められる能力だと思います。
スクール生はZOOMも使いこなすし、今の時代に適応していてスゴイです!
私も負けじと進化し続けたいと思いました^^
それでは今日はこのへんで。