石川県/LEAD/バレーボール
スポーツメンタルコーチの前田佳奈です!
「練習を1日休むと、取り戻すのに3日かかる」
小さい頃、よく言われた言葉です。
要するに「多少辛くても練習を休んではいけない」という意味合いで使われていたのですが、
最近では「パフォーマンスを上げるために休養しよう!」という考え方に変わってきていますね!
しかし、中高生の声を聞いていると、まだまだ昔の名残が。。。
それは環境が原因なのではなく、選手本人のメンタル(考え方)が大きく関わっている気がします。
休んだら、レギュラーをとられる・・・
体の不調(ケガ等)を抱えているのに、練習を休まない(休めない)子に多いのが、
- 休んだら、レギュラーから外される
- 休んでいるうちに、ライバルに追い越される
- みんなが大会に向けて頑張っているのに、自分だけ休むわけにはいかない
このような声です。
必死で練習してきて、やっと掴んだレギュラーのポジション。
「ケガで休みたい」なんて言ったら、絶対に怒られる・・・。
自分以外にも、痛みを我慢しながら頑張っているメンバーもいる。
休むことで、気持ちが弱いと思われたくない。
自分が休むことで、チームに迷惑をかけたくない・・・。
気持ちは、すごくわかります。
しかし、どうでしょう?
もし、その我慢で痛みが悪化し、大事な大会に出られなくなったとしたら・・・?
ケガをするより恐いことは、大好きなバレーボールができなくなることだと思いませんか?
休むことにも目的がある!
想像してみてください!
ガソリンが切れている状態で、自分に「大丈夫」と言い聞かせながら、だましだまし走り続けていたら・・・?
そのうち、止まりますよね!?
止まってから、「あ~、さっきのガソリンスタンドに寄っておけばよかった~」と後悔しても遅いです。
これは、ケガや病気だけではなく、心のストレスにも言えること。
ガソリンが切れる前に、こまめに補充してあげることが大切。
それが「休養する」ということです。
休養は、怠けることとは違います!
休養にも、目的があります!
今後も長く走り続けるために、そして、より良い走りをするために、休むのです^^
休んでいても、チームの為にできることはある!
休むことに対して、ネガティブな考えをしている選手が多いのですが、
練習を休んだからといって、「何もしない」のではありません!
目標達成のために、できることは必ずあります。
たとえば、足のケガの場合、上半身のトレーニングはできますし、イメージトレーニングもできますね!
裏方の仕事にまわったり、仲間のためにアドバイスすることもできます!
もちろん、声も出せるでしょう!
練習ができないことで、初心を思い出して、目標が明確になるかもしれません!
ケガをしたからこそ、自分の体と向き合うことで、日々のケアの大切さに気づくかもしれません!
レギュラーだったとしたら、コートの外から見るからこそ、気づけることもあると思います。
控えメンバーの気持ちがわかり、「仲間のために頑張る選手」に成長できるかもしれません!
一度もケガをしたことがない選手に、ケガをする人の痛みがわかるでしょうか?
試合に出たくても出られない経験をしていない選手に、試合に出られない人の気持ちがわかるでしょうか?
そう考えると、「ケガをしたことは、ネガティブなことではない」と思いませんか?^^
今日は、第1回スポーツケア講習会!
さて、そうはいっても、ケガはしたくないのが正直なところ!
そのためには、日々のケア、早めの対処が必要です!
しかし、今の時代『情報過多』と言われるほど、様々な情報にあふれていますね。
冷やせばいいの?温めればいいの?
接骨院?整形外科?総合病院?
何が正しくて、何が間違っているのかさえ、わからない!!!
そんな選手と保護者のために。
LEADでは定期的に、プロのスポーツトレーナーをお呼びして、講習会を開催することになりました^^
その第1回が今日!
どんな話が聞けるのか、私もとても楽しみです!!
講習会の様子は、イベントレポートにてご報告しますね^^
それでは、このへんで。
PS.昨日の幸介さんの動画解説ブログ。
アクセス数がすごいことになっています!笑
もし、見ていない方がいましたら、ぜひチェックしてみてください!
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